【プロキオンS】海外帰りでも「戦闘態勢」は整ったリメイク「自己ベストを大幅に更新!」

調教班レポート
プロキオンS

 先週の中京ダートは差し馬の活躍が目立ったが、特に短距離では全てが差し切りでの勝利。残り1Fから外を回った馬の伸びが際立っていた。今週末は雨の影響を受け、この傾向がどう変化するかが鍵になるが、日曜中京11RのプロキオンSは3走前のカペラSで直線一気を決めたリメイク(栗東:新谷厩舎)に注目したい。

リメイク

再び直線一気でリメイクが重賞2勝目を掴むか

 今年のはじめは中東に遠征しての連戦だったが、2戦目のドバイゴールデンシャヒーンでは好メンバーが揃う中、スタートで出遅れながらも0.3秒差の5着と海外GIでも通用する走りは見せた。帰国後は放牧に出してリフレッシュされ、先週の坂路では4F50秒2の自己ベストをマーク。すっかり遠征の疲れはとれた様子。初めての斤量58キロが鍵になるが、今の充実ぶりなら問題なくクリアしてくれるだろう。

リメイク

リメイクは坂路自己ベストを更新しデキは絶好!

 そして、例年この時期は函館に遠征しているオメガレインボー(栗東:安田翔厩舎)だが、今年はこの距離を求めて栗東に在厩。おなじみの金曜追いで先週まで坂路で52秒台を3本マークと順調に仕上げを進め、最終追いはウッドで追走して外を回り先着と意欲的な内容を消化。併せた相手が七夕賞出走予定のカレンルシェルブルだったことを踏まえると、更に中身は濃いものと言える。

オメガレインボー

オメガレインボー(写真:手前)は丹念に乗られ好仕上がりをアピール

 来週の水曜に行われるジャパンダートダービーからはユティタム(栗東:須貝尚厩舎)がオススメ。1F10秒8で前2頭を抜き去った水曜の動きは別格。強敵揃いでも主役を張れる器だ。

筆者:


1969年広島県呉市生まれ 1991年入社。栗東時計班。予想も馬券も妙味のある穴馬狙い。趣味はギャンブル全般。