【今週のイチ推し馬】キャリア２戦も「かなり奥がありそう！」陣営が“期待を込める大器”とは

　土曜札幌６Ｒメイショウオトギ（栗東：池添学厩舎）の前走は、大外枠から先手を奪うまでに脚を使わされた分の２着。最内枠からロスなく立ち回った勝ち馬とは対照的なレースぶりで、内容的には勝ちに等しかった。背腰に疲れがたまりやすいタイプなので、その後は連戦はせずに短期放牧へ。フレッシュな状態を取り戻しており、今回も力を出せる態勢で臨める。非凡なスピードの持ち主である反面、現状ではスタミナに課題があるだけに、平坦小回りの1000ｍはベストと言っていい条件。そろそろこの馬の順番だろう。

　日曜新潟８Ｒは長期休養明けでもドゥラリアル（栗東：上村厩舎）から。初戦こそ器用さの差が出て取りこぼしてしまったが、２走目が圧巻の勝ちっぷり。しかもレース中に骨折していたというのだから、能力の高さは疑いようがないと言える。栗東に入厩後の調整は順調そのもので、動きも追うごとに良化。上村調教師によれば「体にも太目感はない」とのことで、仕上がりの面で大きく割り引く必要はなさそうだ。「ズブい馬なのでいきなり動けるか不安もある」とのことだが、同時に「かなりの奥がありそうな素材。１勝クラスなら久々・昇級でも」と期待十分の様子だった。レースぶりに注目したい。

前走は９馬身差をつける圧勝だったドゥラリアル