「天国の師へ捧ぐ勝利を」服部厩舎の管理馬たちが新たなステージから奮起!

想定班レポート

 先週の金曜、布団に入って寝ようかなと思った時に1通のメールが届く。そこで服部利之調教師が旅立たれたことを知った。ずっと体調が思わしくない状況は分かっていただけに…それにしてもまだ若すぎる。先生ですぐに思いつくのは、お子さんが小学校に通っていた頃、登下校のの立ち当番に「今から旗をもって立ってくるから、何かあったら携帯を慣らしてくれ」といった他愛もない会話である。コロナ後はほとんど連絡をとっていなかったのでもう少し話をしておけば良かった、という気持ちが強い。

 今週は日曜新潟3Rタノムデホンマと日曜新潟10Rフチサンメルチャンがスタンバイ。大橋厩舎での出走になるが、ぜひ皆さんも時間があればこの2頭の走りにエールをお願い致します。残り少ないチャンスになってきた未勝利戦に出走するタノムデホンマ。「左回りの方がスムーズな走りをする馬、何とか新潟で決めておきたいです」とは陣営の声。先生の気持ちが届きますように…そして謹んでお悔やみ申し上げます。

前走は接戦の3着 勝機は近いタノムデホンマ

前走は接戦の3着 勝機は近いタノムデホンマ(写真:中)

筆者:


1970年広島生まれ。色々あったがTMとして実働25年。栗東の厩舎取材を担当。予想は感覚で、馬券は祈るのみ。