現場記者が掴んだ「重賞マル秘情報！」２頭とも取材の感触◎【デイリー杯２歳Ｓ・福島記念】

　今週は土日の重賞、デイリー杯２歳Ｓと福島記念に有力馬を送り出す上原博厩舎。今週の金曜日にはアスター賞をレコードで制したキャットファイトが阪神ジュベナイルＦを目標に帰厩するなど、年末に向けて弾みをつけたい１週間となりそうだ。

　まずデイリー杯２歳Ｓに臨むクリーンエアは、新馬戦を低評価８番人気ながら快勝。新潟２歳Ｓでも勝負所で包まれて仕掛けが遅れるロスがありながら盛り返して少差３着と、素質の高さは十分に示している。放牧から帰厩後は長目から乗り、意欲的な調教を消化。「新潟への輸送を２回、問題なくこなしてくれたことで京都を視野に入れて調整することができた。今後はマイル路線を中心に活躍することを見込んでいるだけに、先々に向けても好結果を」と上原博師。調教に跨る飯田助手も「普段の調教では上手に手前を替えてくれているし、右回りに替わっても心配はないよ」と手応えあり。

末脚一閃クリーンエアが重賞初制覇に燃える！

　福島記念のウインピクシスは、逃げて押し切る形で勝ち上がってきたが、前走のクイーンＳでは番手から差す競馬と新境地を開拓。最終追い切りも松岡騎手が跨り、終い１Ｆ１１秒１と抜群の動き。「２～３走前はスタートでトモを滑らせたり展開が合わなかったりと結果は一息だったが、溜めて差す形でも好走した前走の収穫は大きい。牡馬相手の重賞でも５４キロならチャンスは十分だし、福島との相性が良いのも強み」とこちらも好感触。

小回り巧者ウインピクシスが牡馬一蹴へ！