【福島牝馬Ｓ】「正当な評価」をしたい中山牝馬Ｓ組の２頭　敗戦も内容見れば許容範囲

福島牝馬Ｓ：とっておき推奨馬

全開フルスイング　板子ＴＭ

タガノパッション

「前走の中山牝馬Ｓは、最内枠から馬場の荒れた内を回らされ、しかも位置取り自体もかなり悪くなってしまったもの。むしろ、逃げ切り決着の中で最速の上がりを使ってコンマ３秒差の６着まで追い上げたこと自体を評価すべきだろう。２走前の愛知杯では３勝クラスからの格上挑戦ながら、強かった勝ち馬を追い詰めて２着と好走したものであり、本来の末脚を存分に発揮できれば、このメンバーでも勝負になっていいはずだ」

3年前のスイートピーS以来の勝利を重賞で飾りたいタガノパッション

夢馬券の従者　編集・飯本（競友）

フィールシンパシー

「昨年の秋に３勝クラスを勝ち上がり、続く重賞のターコイズＳでも逃げ粘って２着と好走した。前走の中山牝馬Ｓもおそらくそのイメージでスタートから出して行く競馬だったが、外枠もあって逃げ切った勝ち馬にハナを譲っての２番手に甘んじた形。加えて、３コーナーでは外から人気馬２頭に来られながらも抵抗し、それを振り切って直線に向く見せ場十分の内容だった。最後は内と外から交わされたが、ゴール前では差し返す脚も見せ、地力強化をアピールする４着。その前走で１８００ｍの距離にもメドを立てたのなら、ここでも軽くは扱えない。今回は別定５５キロの斤量も鍵とはなるが、牡馬相手に強い内容だった３勝クラス勝ちも５５キロだったのなら、そこまで割り引く必要もないはずだ」