ダービー馬の弟が1億9000万円 変化するサラブレッドセールのトレンド
【馬声人語】
エイシンフラッシュといえば言わずと知れたダービー馬。その弟が千葉サラブレッドセールに上場すると聞いたときは驚いた。その意図と競走馬のセール事情について考えてみたい。
ダービー馬の弟が登場した千葉サラブレッドセール
5月15日に行われた千葉サラブレッドセール。昨年はこのセールからノットフォーマル・ミュゼエイリアンと2頭の重賞ウイナーが誕生し、注目度の高くなっている2歳トレーニングセールである。社台ファームからの上場馬が増加し、全体レベルが上がったことが最大の要因であろうが、そこに今年はダービー馬エイシンフラッシュの弟・ムーンレディの13(父・ディープインパクト)が上場されるというのだから、一段と盛り上がった印象だ。結局、落札したのはマツリダゴッホなどのオーナー、高橋文枝氏。落札価格はなんと1億9000万円。もちろん、同セール史上最高額となった。ちなみに同馬は国枝厩舎に入厩予定だそうだ。
サラブレッドセールのトレンド
昨年に行われた国内のサラブレッドセールを列記すると以下の通り。
4月15日 九州トレーニングセール (売却率 53.8%)
4月29日 JRAブリーズアップセール (売却率 100%)
5月13日 北海道トレーニングセール (売却率 74.8%)
5月19日 千葉サラブレッドセール (売却率 83.0%)
7月14日 セレクトセール1歳 (売却率 84.3%)
7月15日 セレクトセール当歳 (売却率 85.9%)
7月22日 北海道セレクションセール (売却率 62.0%)
7月29日 九州1歳市場 (売却率 40.0%)
8月5日 八戸市場 (売却率 50.0%)
8月25~28日 北海道サマーセール (売却率 61.3%)
10月6~8日 北海道オータムセール (売却率 62.0%)
良血馬が揃うセレクトセールの人気が高いのは当然だが、この中では3年連続で売却率100%という人気を誇るJRAブリーズアップセールを筆頭に北海道・千葉のトレーニングセールでの売却率の高さが目立つ。近年、トレーニングセールへの需要が増しているからこそ、今回のようにダービー馬の弟という広告塔を上場させたのであろう。売る側のやる気と期待の現われと考えることが出来る。
宮崎(競友)
阪神ジュベナイルF(GI)
払戻金 49万7300円
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宮崎(競友)
チャンピオンズC(GI)
払戻金 54万1500円
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土屋(競友)
12/14(土)中山1R
払戻金 31万2450円
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武井TM
阪神ジュベナイルF(GI)
払戻金 18万7650円
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三代川編集
香港マイル(GI)
払戻金 40万3700円
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