エルムSは、ロワジャルダン騎乗のモレイラ様に“神頼み”

優馬TM座談会
エルムS

先週日曜「28万」&「38万」的中! プロ予想家40人集結、優馬プレミアム。

1年ぶりにやってきたモレイラ様 神騎乗でロワジャルダン

デスク「エルムSは目下9年連続で上位3番人気以内の馬が勝っているレースだ。直前までオッズとニラメッコして上位人気3頭の単勝を買えば確実に当たりそうだが、そんな馬鹿な真似もできないしな…」

小桧山「単勝を買うならロワジャルダン一頭でいいぞ。何せ、鞍上は昨年のワールドスーパージョッキーズシリーズに参戦して、1週だけで7勝の荒稼ぎをしたモレイラだからな。馬自身もコース形態の似た小回り福島1700ダートで2戦2勝なら不安はないし、他の有力馬に先行馬が揃って展開も向きそうだぞ」

中田「何が一番強いか、という観点ではロワジャルダンが抜けていると思います。暮れのチャンピオンズC、そしてフェブラリーSと、最もメンバーが集うGIで、ともにコンマ3秒差。そこまでのポテンシャルを持った馬は、他に見当たりませんね」

デスク「ただ、前走なんかも負け過ぎだと思うんだが…」

山崎「その敗因については陣営も首を傾げていましたが“目に見えない疲れがあったのかも”とのことです。前走後は早くからここを目標にして“いい意味でピリッとしてきた”そうですし、“モレイラ騎手に、この馬の良さを引き出してもらいたい”と、陣営も“神頼み”の様子でした」

木谷ロワジャルダンはモレイラ騎手ということで人気を集めそうですが、どうもキレ味に欠けるというか、スパッと動けないタイプに見えるんですよね…。理想はやはりチャンピオンズCのような条件や展開だと思うので、過信は禁物かと…」

ロワジャルダン

モレイラ騎手を鞍上に迎え重賞2勝目を狙うロワジャルダン(黒帽)(撮影:日刊ゲンダイ)

打越「夏は“格より調子”なんだから、俺は前走で圧巻のレコード勝ちを演じたモンドクラッセを素直に買いたいな。札幌と函館で5戦5勝というのは凄い実績だが、調教師いわく“水が合うというより、1700mとコース形態が合っている”のなら、他場での凡走も気にならないよ」

落合「前走は大型馬の休み明けだったという点でもかなり評価できるし、もちろん叩き2走目での上積みが見込めるよな。オープン特別からGIIIへと格がワンランク上がるとはいえ、別定の斤量が1キロ軽くなるのも好材料なんじゃないか」

山崎「前走に関してはかなり脚抜きのいいダートだったので、レコードの時計自体はそこまで強調できるほどのものではないですが、2番手から競馬ができたことが大きな収穫だったと思います。2着馬との斤量差は実に7キロもありましたし、それを考えると3馬身という着差以上の大楽勝ですからね」

板子「この中間は短期放牧を挟んで、前走と同じく3週間前の帰厩となりますが、やはり調教の動きや反応は前走以上と見ていいですね。最終追いなども、前を追いかける形で集中力が途切れず、ラストの伸びも上々でした。ただ、◎を打っておいてこんなことを言うのもナンですが、ハナを主張する馬がいなくて、この馬が押し出される格好になると、ちょっと不安はありますけど…」

木谷「なんだかんだ言ってこの舞台で一番強いのは、昨年の勝ち馬ジェベルムーサだと僕は思いますよ。ある程度、前がやり合いそうなメンツですし、後ろからマクッていくこの馬に分がありそうですしね。久々でも動きは鋭かったので態勢も整っているとみていいんじゃないでしょうか」

板子「昨年は北海道で2戦使っての叩き3走目だったジェベルムーサですが、もともとリフレッシュされた方が走るタイプですからね。むしろ、久々でも今年の状態の方が上かもしれません。陣営も“体重の維持に苦労していた馬が、今は追い切った後でも体重が落ちてこない。これは中身が詰まってきたと解釈できるよ。一週前が長目から、直前はジョッキーが乗って終い重点、というパターンは昨年と同じで、休み明けでも期待している”と。今年もまた、お得意のマクリで前を潰すシーンも十分考えられますよ」

先週日曜「28万」&「38万」的中! プロ予想家40人集結、優馬プレミアム。

先週日曜「28万」&「38万」的中! プロ予想家40人集結、優馬プレミアム。

優馬 2歳馬チェック

優馬 2歳馬チェック

6月~12月に初勝利をあげた2歳馬を全頭チェック! 馬体は? 血統は? レース内容は? 総合的に判断をし、★評価をつけていきます。翌年のクラシック有力候補がきっと見つかるはず!

★5つ以上の馬を網羅。ダービー候補はこの馬!

ヒロイン候補が続出!? 牝馬の★評価。

注目勝ち上がり馬情報など毎週月曜か火曜更新。

トラックマン・記者一覧

競馬専門紙「優馬」トラックマン・記者一覧

平日はトレセンで東奔西走、週末はレース予想&馬券に全力投球。競馬専門紙「優馬」を支えるトラックマン&記者のプロフィールをご紹介します。