ルージュバックは消し 先週ミナレットを穴馬に推したデータ班のオークス攻略
【データで勝つ!重賞レース完全攻略】
波乱の結末を迎えた桜花賞。2冠目、オークスの構図は桜花賞の上位入線馬VS上位人気馬となった。そして別路線からの刺客は? 土曜日の京都メイン、平安Sも掲載中!
オークス
オークスの焦点となるのはやはり桜花賞組の取捨選択。一応、過去5年の前走別成績を載せておくと、
前走 | オークス成績 | 連対率 |
桜花賞 | 〔4.2.1.34〕 | 14.6% |
フローラS | 〔1.2.3.17〕 | 13.0% |
忘れな草賞 | 〔1.0.0.4〕 | 20.0% |
皐月賞 | 〔0.0.1.0〕 | 0.0% |
前走・桜花賞組は過去10年まで振り返っても〔8.6.4.58〕と、連軸候補はここから選ぶのが無難だろう。過去5年、オークスで3着以内に入った前走・桜花賞組の特徴は「5番人気以内」(全馬が該当)、「3着以内」(6/7が該当)。今回で言うと、両方を満たすのはレッツゴードンキのみ。桜花賞がスローの逃げ切りだったことや、母系の血統から距離適性を疑う声もあるが、歴代勝ち馬の母、もしくは祖母の距離適性を見ていただきたい。(2010年は1着同着)
2010年
アパパネ (父 キングカメハメハ)
母 ソルティビッドは1000~1200mで3勝
サンテミリオン (父 ゼンノロブロイ)
母 モテックは仏GIII フロール賞 芝2100m 1着
2011年
エリンコート (父 デュランダル)
母 エリンバードは1500~1600mで4勝 1850mの仏GI オペラ賞 1着降着
2012年
ジェンティルドンナ (父 ディープインパクト)
母 ドナブリーニ 英GI チェヴァリーパークS 芝1200m 1着
2013年
メイショウマンボ (父 スズカマンボ)
母 メイショウモモカ 自身は未勝利、祖母は葵S 芝1200m 1着
2014年
ヌーヴォレコルト (父 ハーツクライ)
母 オメガスピリット 1200mで3勝
近年の勝ち馬を見る限り、 ほとんどの馬が母系からの距離適性は2400m向きとは言いづらい。むしろスプリント戦で結果を出している母からでもオークスで勝てる馬が出るということ。血統的な距離適性も勿論、馬鹿に出来ないが、3歳春の時点では能力でカバーできる範囲と考えることもできる。
したがって、レッツゴードンキの母、マルトクが1000~1400mで5勝という短距離馬でも、消しの材料に直結させるのは危険だろう。
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