オールカマー、2頭のグランプリホースをデータで徹底解析
ゴールドアクターとマリアライト。2頭のグランプリホースが激突するオールカマー。秋のGI戦線開幕を前に、早くも注目の対決が実現!
優位に立つ宝塚記念組
出走馬の半数が宝塚記念や春の天皇賞以来となる実戦で、仕上がり面も気になる所だが、しっかりとデータを精査していきたい。
前走レース別成績(過去10年)
宝塚記念〔4.3.1.3〕
札幌記念〔3.1.2.10〕
七夕賞〔1.1.0.1〕
新潟大賞典〔1.0.0.0〕
天皇賞(秋)〔1.0.0.0〕
札幌日経OP〔0.1.1.7〕
天皇賞(春)〔0.1.0.3〕
新潟記念〔0.0.2.19〕
エプソムC〔0.0.1.4〕
とにかく宝塚記念組の強さが目立つ。同じ2200mで直線に急坂があるコースという共通点もあるのだろう、勝率36.4%、連対率63.6%という優秀な数字。
馬券を外した3頭を見てみると、1頭は前年の宝塚記念に出走していた馬。残りの2頭はGIで3着以内の実績がなかった。その逆で馬券に絡んだ8頭中7頭にはGI3着以内の実績があった。これがまず第一条件。
馬券に絡んだ宝塚記念組8頭全馬に共通するのは年明け以降に重賞3着以内の実績があること。そうなるとマリアライト、サトノノブレス、カレンミロティックの3頭が浮上。
今年のディープインパクト産駒は一味違う?
今年すでに重賞30勝に到達したディープインパクト産駒。昨年との傾向の違いについて調べてみた。
8月終了時点でのディープインパクト産駒成績
2016年
GI〔4.5.5.31〕
GII〔7.5.8.22〕
GIII〔15.7.5.59〕
東京〔28.14.21.139〕
中山〔27.9.9.96〕
京都〔21.17.16.148〕
阪神〔23.17.14.127〕
2015年
GI〔1.5.4.25〕
GII〔3.5.8.28〕
GIII〔8.9.6.62〕
東京〔27.28.22.162〕
中山〔19.11.14.85〕
京都〔28.22.36.155〕
阪神〔19.28.21.135〕
昨年よりも重賞での良績が目立っているが、特に顕著なのがGII戦。勝率・連対率・複勝率全てで10%近く上昇している。また、昨年と比べて急坂のある中山・阪神での勝ち星が伸びており、以前のイメージとはまた違ってきている。そのディープインパクト産駒は2頭。マリアライトとサトノノブレスなら中山実績のあるマリアライトを◎としたい。

宝塚記念を制したマリアライト(桃帽)をデータ班は中心視(撮影:日刊ゲンダイ)
ゴールドアクターの取捨は?
スクリーンヒーロー産駒は一般的に休み明けが苦手なタイプが多い。3ヵ月以上の休み明けでは、これまでに43頭がのべ70回出走したが、勝ったのは4頭だけ。〔8.6.2.54〕という成績のうち、モーリスが〔2.0.0.0〕、そしてゴールドアクターが〔4.0.0.0〕。この馬に関しては例外と見ていい。
また、前年の有馬記念勝ち馬が翌年のオールカマーに出走した場合、平成以降では3例あるが4着、1着、2着。春の天皇賞からの臨戦ケースは少ないが、ここは素直にマークすべきか。
最後に、穴ならクリールカイザーを推す。2010年以降の中山2200mで相沢厩舎は〔6.5.0.11〕と、トップの成績。また、鞍上の田辺Jも同期間で〔7.8.4.41〕、3位の成績を収めている。昨年のAJCCを勝ったように中山で通算5勝という相性の良さは侮れない。
結論
◎マリアライト
△サトノノブレス
△カレンミロティック
△ゴールドアクター
△クリールカイザー
細川TM

6/4(日)阪神6R
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6/4(日)WIN5
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