毎日王冠の好走馬に変化あり ルージュバック、アンビシャスの取捨は?

重賞データ攻略
毎日王冠

 リアルスティールの回避は残念だが、今年もなかなかの好メンバーが集まった毎日王冠。秋の天皇賞へ向けて弾みをつけるのは一体どの馬か?

近年は好走馬のトレンドにも変化が

 過去10年の年齢別、ステップ別の成績は以下の通り。

年齢別成績(過去10年)
3歳〔2.3.0.9〕
4歳〔2.3.3.18〕
5歳〔4.3.1.35〕
6歳〔1.1.3.16〕
7~8歳〔1.0.3.24〕

前走レース別成績(過去10年)
宝塚記念〔2.0.3.11〕
エプソムC〔2.0.1.8〕
安田記念〔1.3.0.18〕
関屋記念〔0.2.0.4〕
新潟記念〔0.0.1.7〕

 ステップは結構バラバラで全てを挙げることはしなかったが、前走GIで括ると〔5.5.3.38〕という数字。ただ、近5年に限ると〔1.2.0.22〕だから、以前ほどGI組に信頼度はない。また年齢別では3歳勢が一歩リードだが、今年は参戦ゼロ。4~5歳が中心ではあるが、それほど気にしなくてもいい。

 その近5年では連対馬10頭中6頭が前走でも連対していた馬。1~3着馬15頭中13頭が前走5着以内だから、前走好走はある程度必要な条件と言えよう。

前走好走組で押さえるべきは…

 前走で5着以内だった馬は5頭。それぞれをデータで見ていくと、GI組は近年今一つと言ったものの、前走で安田記念を勝っていた馬は別。ウオッカが2年連続で2着というのもあるが、過去10年で〔0.3.0.2〕ならロゴタイプは押さえるべきだろう。

 ルージュバックは前走のエプソムCで久々の勝利。エプソムC1着から臨んできた馬は近5年だと〔2.1.0.2〕であり、こちらも押さえたい。ルージュバックにとっては4戦3勝2着1回の芝1800m戦、しかも牡馬混合戦では5回走って4勝である。

ルージュバック

牡馬混合重賞の連勝を狙うルージュバック(撮影:日刊ゲンダイ)

 宝塚記念5着のステファノスだが、宝塚記念組は近5年で〔0.0.0.5〕では様子見が妥当か。それなら近5年で5頭の馬券対象馬を出しているサマーシリーズ組から選びたい。新潟記念3着のロンギングダンサー、関屋記念5着のロサギガンティアだ。

ペースの鍵を握る柴田大J&丹内J

 開幕週ということもあり、過去10年全ての年で4角3番手以内の馬が馬券に絡んでおり、特にここ3年は逃げ馬が毎年3着以内に入っている。今回のメンバーを見渡すと、ペースの鍵を握りそうなのはウインフルブルーム(柴田大J)とマイネルミラノ(丹内J)。

 柴田大Jと丹内Jがマイネル・コスモ・ウインなどの系列馬で同じレースに出走していた場合について調べてみると、柴田大Jは〔12.16.15.129〕、丹内Jは〔4.3.7.158〕という成績。その中でさらに両方が先行策を取っていた場合、柴田大Jは〔4.4.3.12〕、丹内Jは〔2.2.0.19〕。柴田大Jは5割近い複勝率になる。というわけでウインフルブルームは3着候補として是非ともマークしておきたい。

結論

ロゴタイプ
ルージュバック
ロンギングダンサー
ロサギガンティア
ウインフルブルーム

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