消しはノンコとコパノ! 前走4着以内が必須条件のチャンピオンズC
先のJBCクラシックでは新星アウォーディーが連勝を「6」に伸ばし、新王者へ登り詰めた。下克上の兆しのみえるダート界、真の王者は一体どの馬?
とにかく前走4着以内が最低ライン
ホッコータルマエの引退など、アクシデントに見舞われた今年のチャンピオンズカップ。中京ダート1800mに移設後、今年で3年目を迎える。ただ、全体的な傾向にさほど変わりはない模様。
前走レース別成績(過去10年)
JBCクラシック〔3.4.5.27〕
武蔵野S〔2.3.1.24〕
みやこS〔2.2.2.23〕
JBCレディスC〔1.0.0.2〕
マイルCS南部杯〔1.0.0.5〕
銀蹄S〔1.0.0.0〕
前走着順別成績(過去10年)
1着〔5.4.4.28〕
2着〔3.2.2.19〕
3着〔0.2.4.17〕
4着〔1.2.0.11〕
5着〔0.0.0.12〕
6~9着〔1.0.0.23〕
10着以下〔0.0.0.17〕
出走馬の大半を占めるJBCクラシック、武蔵野S、みやこS組。ややJBC組が優勢ではあるが、それほど差はない。問題はその着順である。前走5着以下からの巻き返しとなると、2008年1着のカネヒキリだけ。同馬は前走が2年以上の休み明けと特殊なケースであったから、前走4着以内は必須条件と言える。
左回りとコーナー4つがキーポイント
過去2年の1~3着馬を詳しくみていくと、6頭中5頭に「左回りのコーナー4つのダート戦」で1着経験があった。唯一の例外は昨年2着のノンコノユメで、同馬はユニコーンS、武蔵野S1着の実績がある3歳馬だった。
今年のメンバーで上記の実績があるのは以下の馬達。
アウォーディー 日本テレビ盃(船橋・ダート1800m)1着
アスカノロマン 東海S(中京・ダート1800m)1着
アポロケンタッキー ブリリアントS(東京・ダート2100m)1着
コパノリッキー 東海S(中京・ダート1800m)1着
サウンドトゥルー ジュライS(中京・ダート1800m)1着
ラニ UAEダービー(ドバイ・ダート1900m)1着
まずはJBCクラシックを勝ち、6連勝中のアウォーディー。恐らくは1番人気が予想されるが、同年のJBCクラシック1着馬が当レースで1番人気に支持された場合、〔1.2.3.2〕。コパノリッキー以外は全馬が馬券対象になっている。更には、今年の中央ダート重賞での1番人気馬が〔5.5.2.1〕と抜群の安定感を誇っているのも頼もしい。鞍上の武豊Jもこのレース4勝と、勝ち方を知っているだけに、軸として信頼できる。
一方、前走5着のコパノリッキー、前走14着のアスカノロマンはやや後退。JBCクラシックで3着だったサウンドトゥルーは昨年の3着馬。決め手が一線級でも通用することは証明済み。対して今回がGI初挑戦となるアポロケンタッキーだが、同じコーナー4つで左回りの東京ダート2100mで5戦3勝2着1回。この舞台設定に不足はない。ラニは計算が立てづらいタイプだが、米3冠でのレースぶりなど、左回りでのパフォーマンスは決して侮れないはず。
唯一の例外だった昨年2着のノンコノユメと被るのがゴールドドリーム。着順こそ微妙に異なるが、臨戦過程が全く一緒。
ノンコノユメ ユニコーンS1着→JDD1着→武蔵野S1着
ゴールドドリーム ユニコーンS1着→JDD3着→武蔵野S2着
馬券に絡んだ3歳馬5頭中4頭がJDDで5着以内の実績があり、その資格は十分。不利があった武蔵野Sでは2着だったが、勝ち馬が不在なら可能性は十分にあるとみた。
結論
◎アウォーディー
△サウンドトゥルー
△アポロケンタッキー
△ラニ
△ゴールドドリーム
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