真冬の砂決戦フェブラリーS 好走ポイント×4をクリアした馬は…

重賞データ攻略
フェブラリーS

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 チャンピオンズCを制したサウンドトゥルーだが、続く東京大賞典、川崎記念は敗戦。世代交代の過渡期とも言えるダート界。新王者誕生か、それとも…?

フェブラリーS好走に欠かせない4つのポイント

 昨年の上位4頭に加えて、一昨年の上位3頭が揃い、4歳馬などの新興勢力も豊富。見るからに混戦模様だが、このレースで好走するためのポイントは以下の4点。

フェブラリーS1~3着馬のポイント(過去10年)

  • 前走3着以内(30頭中26頭)
  • 前走5番人気以内(30頭中28頭)
  • 重賞勝ちの実績(30頭中30頭)
  • 1600m以上で1着経験(30頭中30頭)

 以上の4点を全てクリアしていたのはサウンドトゥルーベストウォーリアホワイトフーガの3頭。ただ、当レースにおける牝馬は過去10年で〔0.0.0.8〕。ホワイトフーガ自身、昨年の当レースで10着に敗れており、こちらに関しては割り引きが妥当。

サウンドトゥルー

4つのポイントを全てクリアしたサウンドトゥルー(黄帽)(撮影:日刊ゲンダイ)

ステップは中央か地方か

 年末年始の交流GI組と中央の前哨戦組が入り混じり、チャンピオンズCから距離が200m短くなることもあって、臨戦過程は様々。

前走レース別成績(過去10年)
川崎記念〔2.3.2.7〕
根岸S〔2.1.2.50〕
東海S〔2.1.1.7〕
JCダート〔2.0.1.4〕
フェアウェルS〔1.0.0.0〕
東京大賞典〔0.3.3.8〕
チャンピオンズC〔0.1.1.1〕

 成績上位のステップレースの共通点は「左回り」だろうか。東京大賞典組の勝ち切れなさを考えると、無関係でもなさそうだが…。それぞれのステップを掘り下げると、川崎記念組は前走3着以内(7頭中6頭)、根岸S組は前走1着(5頭中4頭)、東海S組は前走1着(4頭中3頭)が目安になる。

 前述のサウンドトゥルー以外ではカフジテイク(根岸S1着)がこれに該当。同馬は1600m以上での1着経験がないが、東京1600mの武蔵野Sで3着、続くチャンピオンズCでは0.2秒差の4着と、距離延長にも対応してきた。根岸S組全体のアベレージは低いものの、根岸S1着馬なら〔1.1.2.4〕と半数が馬券に絡んでおり、押さえる価値は十分にある。

前走4着以下からの巻き返しは…

 フェブラリーSの過去10年を振り返ると、1~3番人気の馬が〔7.5.6.12〕で複勝率60%。3分の2近くが馬券圏内を確保しているが、残りの12頭のうち11頭は4~9番人気と、中穴層も馬券には入れておきたい。ここで着目したのが前走4着以下からの巻返し。

前走4着以下だったフェブラリーS1~3着馬(過去10年)

2008年 7番人気2着 ブルーコンコルド 前走・東京大賞典 3番人気5着
→前年のマイルCS南部杯で1着

2013年 9番人気2着 エスポワールシチー 前走・東京大賞典 4番人気5着
→前年のマイルCS南部杯で1着

2014年 16番人気1着 コパノリッキー 前走・フェアウェルS 3番人気9着
→前年の兵庫CSで1着

2015年 3番人気3着 ベストウォーリア 前走・チャンピオンズC 9番人気11着
→前年のマイルCS南部杯で1着

 4頭中3頭は前年のマイルCS南部杯の勝ち馬だった。前走の東京大賞典で5着に敗れたコパノリッキーも、昨年のマイルCS南部杯の勝ち馬。それも1分33秒5というレコードタイムでの勝利。盛岡と東京のダート1600mはコース形態も似ていることから、親和性も高いのだろう。自身も2014年に前走9着から巻き返して勝利しているだけに、ここで一変という可能性は十分にある。

結論

サウンドトゥルー
ベストウォーリア
カフジテイク
コパノリッキー

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