素質の違いでプロディガルサンが初戦を突破 クラシックへ向けて、その評価は…

【優馬2歳馬チェック】
今週はセレクトセールで2億円近い値をつけた良血馬プロディガルサンが登場。まだまだ粗削りな走りだったが、素質の違いを見せ付けての勝利。今後が楽しみな一頭が出現した。

優馬2歳馬チェック

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素質の違い見せ付けた プロディガルサン

6/20(土) 東京5R 2歳新馬 芝1600m
プロディガルサン 牡 馬体重:486kg
★★★★★★★★ 8点〔GIIクラス〕
騎手:戸崎圭 厩舎:(美) 国枝
生産: ノーザンファーム
父ディープインパクト
母ラヴズオンリーミー(ストームキャット)

スタートは水準で、少し気合いを付けながら中団の外目を追走。追い出されてからは意外にモタついたが、キッチリと前を捉え切ったあたりは流石の性能と言わざるを得ない。雨上がりの馬場で流れも緩かっただけに、時計以上の価値がある。左手前の走りに遊びがあったり、まだ本気で走っていない面もあり、今後はその課題が解消されるかにかかってきそう。

流石の性能でデビュー戦を制したプロディガルサン(撮影:日刊ゲンダイ)

流石の性能でデビュー戦を制したプロディガルサン(撮影:日刊ゲンダイ)

関係者の声

国枝師 「普段は大人しくて変なクセもない。ゲートもすぐに受かったし順調に来た。素質は十分。」

馬体診断

480キロ台の馬体でバランスは抜群。欠点らしい欠点が見当たらない。兄リアルスティールと同様に早い段階で高いレベルの完成度を誇る。脚捌きもスムーズで、柔らかい身のこなしをしており、距離は延びても問題なし。重馬場となると微妙だが、多少は馬場が渋ってもOK。

血統診断

全兄2頭は共に新馬勝ち。特に1歳上のリアルスティールは2戦目で共同通信杯を制覇し、皐月賞では2着、ダービーでは4着の成績。母の姉からはGIヨークシャーオークス1着、アイルランドオークス2着のタペストリーが出ている。本馬はいわゆるディープインパクト×ストームキャットの配合で、ダービー馬キズナを筆頭に活躍馬が多数出ている組合せ。

馬券の狙い目→トライアルも含め、皐月賞・ダービーで上位争いする可能性十分

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