有力馬回避が目立つ宝塚記念 真の課題は難しいローテーションにあり
海外遠征は市場拡大のプロモーション活動
2010年以降、わが国のサラブレッド生産頭数は7120頭→7076頭→6828頭→6836頭→6887頭と推移してきた。ここ2年が回復傾向にあり、底から脱したと言ってもいいのかもしれない。しかし、新たな競走馬需要を発掘するために海外遠征を行っていると考えることもできる。冒頭に記した3頭はキャロットクラブ所属馬で、その他にもリアルインパクトやステファノスなどが今春に海外遠征を行っている。
今後、日本産馬が海外のバイヤーに買われていくケースが増えるかは不透明な部分が多いが、日本馬の存在感が増してきているのは確か。春シーズン、日本馬が遠征する海外の中距離レースといえば、
- ドバイミーティング(UAE・3月)
- クイーンエリザベスS(オーストラリア・4月)
- クイーンエリザベス2世C(香港・4月)
- シンガポール航空国際C(シンガポール・5月)
- ロイヤルアスコット開催(イギリス・6月)
過去の出走歴から、おおよそこの辺り。現状では条件の合わない・厳しい国内で走らせるよりも、遠征のリスクはあるがこれらのレースを使った方がいい、という考え方はもっともである(宝塚記念へのステップとして海外のレースを使う、ということではないだろうが…)。
馬券を買う側からすると、ドバイ帰りだったユニコーンSのゴールデンバローズのように状態を見極めることが難しいという難点はあるが、今後も海外→国内GIというパターンは一定数が存在するだろう。使う側にしてもレースの選択に多様化が生まれたからこそ、どのレースを目標にするのか、というのがこれまで以上に問われてきている。
土屋(競友)
福島牝馬S(GIII)
払戻金 21万0600円
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細川TM
4/21(日)京都6R
払戻金 22万2000円
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小野智TM
皐月賞(GI)
払戻金 22万9700円
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