人気馬堅調ユニコーンS 前走芝GI2着リエノテソーロはどうなの?
全日本2歳優駿を含め2歳時は4戦4勝。前走のNHKマイルCでも2着と力を示したリエノテソーロが再びダート路線へ戻ってきた。出世レースで名乗りを挙げるのは一体?
上位人気の信頼度は高い
1番人気が馬券外に沈んだ2~3年前こそ配当は高めになったが、過去10年を振り返ると、それ以外の8回は馬連配当が全て3桁台と、基本的には堅い決着に終始している。
人気別成績(過去10年)
1番人気〔5.3.0.2〕
2番人気〔2.4.1.3〕
3番人気〔3.1.3.3〕
特に勝ち馬は全て3番人気以内から出ており、2着馬にしても10頭中8頭が3番人気以内。また、中央で3勝を挙げている馬が3番人気以内に支持されていた場合、〔7.5.1.5〕と軸としての信頼度は高い。
軸なら前走はOP以上が理想
500万を勝った馬、つまり賞金900万の馬達は抽選を突破しないと出走が叶わないレースということもあり、実績面を考慮しても3勝馬や交流重賞などで賞金に余裕のある馬が有利なのは道理。
前走レース別成績(過去10年)
兵庫CS〔3.2.1.5〕
NHKマイルC〔0.0.1.12〕
青竜S〔1.1.2.8〕
鳳雛S〔0.0.1.4〕
500万〔1.1.2.43〕
OP特別〔5.6.6.53〕
軸として考えるなら兵庫CS組か、前走・OP特別組。ただし、今年は兵庫CS組からの参戦が5着のシゲルコングだけ。兵庫CSから馬券に絡んだ6頭は全て前走で連対していただけに、今年は前走・OP特別組から軸馬を選びたい。
前走・OP特別組の着順別成績(過去10年)
前走1着〔5.4.2.3〕
前走2~4着〔0.2.4.16〕
前走5着以下〔0.0.0.34〕
とにかく前走でOP特別を勝っている馬が強い。今年のメンバーではサンライズソアが唯一の前走OP勝ち馬。軸ならこれだろう。
取捨に悩むリエノテソーロ
恐らくは1番人気になるであろうリエノテソーロ。1番人気馬の成績を考えると外せない気もするが、不安要素とすれば前走で芝の重賞を走っていた馬が過去10年で〔0.1.1.21〕と不振であること。そして勝ち馬の10頭中7頭には東京コースでの勝ち鞍があったこと。
また、乗り替りのあった馬が過去10年で〔3.2.7.86〕だったのに対して、乗り替りのなかった馬が〔7.8.4.41〕。吉田隼Jから大野Jへの乗り替りも気掛かり。今回はあくまでも対抗の評価にとどめておきたい。
相手候補にはこの3頭
前走・OP特別で2~4着に敗れていた馬が過去10年で6頭馬券に絡んでいるが、この6頭全てが前走で4番人気以内に支持されていた。今回のメンバーでは前走の鳳雛Sで2番人気3着のウォーターマーズ、同1番人気4着のサンライズノヴァの2頭が浮上。
一方、前走・500万組から馬券に絡んだ4頭の共通点は、「2番人気以内」「上がり3F3位以内」「0.4秒差以上の着差で勝利」の3点。今回、これを全てクリアした馬はいないが、押さえるなら今回と同舞台の前走で5番人気ながら上がり3F2位の末脚を繰り出して0.7秒差の圧勝劇を演じたアンティノウス。
結論
◎サンライズソア
○リエノテソーロ
△ウォーターマーズ
△サンライズノヴァ
△アンティノウス
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