エピカリスは買いか消しか? レパードSをデータで徹底解剖
米国遠征・ベルモントSは無念の出走取消となったエピカリス。国内復帰緒戦に選んだのは新馬戦を圧勝した新潟の舞台。迎え撃つ国内勢との熱い戦いを徹底解剖!
人気には逆らえない
レパードSが創設されてから今年で9回目。過去8回を振り返ると、とにかく人気馬の堅調ぶりが際立つ。
人気別成績(過去8回)
1番人気〔5.1.2.0〕
2番人気〔3.1.1.3〕
3番人気〔0.3.0.5〕
4~5番人気〔0.1.0.15〕
6~9番人気〔0.2.3.27〕
10~12番人気〔0.0.2.22〕
13~15番人気〔0.0.0.19〕
1番人気は8頭全てが馬券に絡んでおり、勝ち馬は全て2番人気以内から。単勝平均配当が僅か300円というのも、このレースの堅さを物語っている。ただし、3着馬に関しては紛れも十分にあり、8頭中5頭が6~12番人気から出現している。
こうなると、エピカリスには中々逆らえない。新馬勝ちはこの新潟ダート1800mだし、北海道2歳優駿で2.4秒も千切ったヒガシウィルウィンが先のジャパンダートダービー(JDD)を制しており、力関係も疑いようがない。今回のポイントは相手探しだろう。
JDD組が相手筆頭
出走馬の傾向を大きく分けると、JDDやユニコーンSを使われてきた組か、1000万組、そして500万を勝ち上がって臨んできた組。それらの路線別成績は以下の通り。
前走レース別成績(過去8回)
JDD〔4.2.2.10〕
ユニコーンS〔2.0.0.9〕
500万〔0.1.0.20〕
1000万〔2.4.3.30〕
OP特別〔0.1.0.5〕
地方〔4.2.5.18〕
各ステップ別のポイントは後述するが、実績面で必要なのは距離実績。馬券に絡んだ24頭中21頭にダート1800mで1着経験があった。例外の3頭中2頭は芝1800mの重賞で2着が、もう1頭はJDD3着馬だった。どのステップにしろ距離実績は最低限のライン。
また、最も好走例の多いJDD組で馬券に絡んだ8頭のうち、7頭までがJDDで5着以内に入っていた馬。JDD3着のタガノディグオ、同5着のノーブルサターンをまずは押さえ候補に。
ユニコーンS組は明暗クッキリ
2頭の勝ち馬を輩出しているユニコーンS組だが、その他の9頭は全て馬券圏外。落差の激しいステップだが、勝ち馬の2頭は前走のユニコーンSで1番人気、3番人気と上位人気に推されていた。
今年はそれに該当する馬もおらず、2着馬ハルクンノテソーロ、5着馬タガノカトレアどちらも1800m未経験というマイナス材料がある。
厳しい条件をクリアした1000万組が狙い目
近3年は馬券に絡んでいないものの、前走1000万組も侮れない勢力。それらのポイントは以下の通り。
前走・1000万組のポイント(過去8回)
- 前走1着〔2.3.2.7〕→例外2頭は前走2~3着
- 敗れていても1秒差以内
- 馬券に絡んだ9頭中8頭が前走2番人気以内
前走の1000万を上位人気に推され、かつ好走というのがポイント。前走の1000万で2番人気1着のテンザワールド、3番人気1着のスターストラックを押さえる。
結論
◎エピカリス
△タガノディグオ
△ノーブルサターン
△テンザワールド
△スターストラック
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