昨年小倉記念で大穴的中の九州学生サークル 今年の◎は…

優馬TM座談会
小倉記念

人気のストロングタイタンに アノ男が待ったをかける!

デスク「2、3日前から台風の進路が気になって仕方ないが、何とか小倉は開催できそうだし、場合によってはメインまで雨が降らない可能性もあるよな。良馬場だったら、前走レコード勝ちのストロングタイタンの出番となるのか?」

田崎「休養前の重賞2戦では人気を裏切りましたが、もともと冬場は良くないタイプですし、対して夏場にグングン調子を上げる馬ですからね。休み明けだった前走からの状態アップに加えて、ハンデも手頃なら、重賞初Vのチャンスですよ」

桜井「立て直されての降級戦だった前走は勝って当然の一戦とも言えますが、レコードのオマケまで付きましたから、改めて力を再認識させられましたね。本調子でなかった2走前を除けば3戦3勝というコース実績も魅力です」

デスク「ただ、休み明けでのレコード勝ちとなると、その反動も心配されるよな」

ストロングタイタンは、この中間の初時計となった30日の坂路での気配が抜群でしたよ。アレを見せられたら、この中間が順調そのものだったことも一目瞭然ですね」

那谷「2、3走前は、馬体が絞り切れず冬毛もボーボーの状態だったけど、最終追いで跨いだ川田騎手も“凄くいい状態です。暑くなって走りが変わってきました”と絶賛していたな。前走の馬体重は、実はデビュー以来最も軽いものだったんだけど、“夏場はしっかり汗をかいて新陳代謝も旺盛。自分で絞ったものだよ”とは担当の斉藤助手。前走は、左前と左後を落鉄しながらの快勝だったものだし、もう重賞に手が届いていいだろうな」

ストロングタイタン

初重賞制覇を目論むストロングタイタン(撮影:日刊ゲンダイ)

デスク「夏場は“格より調子”だし、ハンデ戦ならなおさらだけど、本紙中邑は同じ準オープン勝ち上がり組でも、サンマルティンに◎ときたか」

中邑サンマルティンは、昨年春に去勢した後は6戦4勝と一気にブレイクしていますが、敗れた2戦の敗因は、道悪と折り合いを欠いてリズムに乗れなかったもので、まだまだ底を見せていません。馬込みで折り合えたものの直線で若さを見せながら差し切った前走は、着差以上に強い内容だったと言えますし、あとは台風の遅い動きも追い風になると思いますよ」

桜井「前走後は、ノーザンファームの天栄から、しがらきを経て直接の小倉入厩となりましたが、輸送もクリアして順調もそのもの。“落ち着きもあるし美浦にいる時と変わらない”と、担当の椎本助手の表情は明るかったですね。下を気にして敗れた4走前の走りからも、馬場状態は気になるところですが、日曜の何時頃から雨が降り出すか。乾いた良馬場でやれるかどうかが鍵になると思います」

吉田サンマルティンは、小倉の角馬場でも気合い乗りの良さが目立ってますし、滞在効果が見込めそうですわ。2ヶ月以上レース間隔があきながら2本の追い切りで臨めること自体、放牧先でもみっちり乗られていた証拠で、仕上りは上々や思います」

デスク「中間も話題になっていたけど、記録がかかる一戦でもあるんだよな」

小野智「はい、勝てば史上5人目の“JRA全10場重賞制覇”となる戸崎圭騎手ですが、“福島で勝った時も思ったんですが、小回り向きのセンスがありますし、僕も十分に足りると思っての参戦です。他の馬との力関係については、正直わからない部分もありますが、是非とも記録を土産に帰りたいですね”と。小倉での重賞騎乗は、そうそうチャンスがあるわけでもないですし、私も応援してますよ」

デスク「あと、これは嫌なデータかもしれんが、50回を超える歴史のある重賞なのに、関東馬がいまだ未勝利でもあるんだよな。もちろん、勝てばそのジンクスをも打ち破る凄い記録となるんだけど」

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