皐月賞攻略の鍵は「初戦」にあり データ班は軸2頭で勝負!
弥生賞を快勝した無敗の2歳王者ダノンプレミアムが出走回避。皐月賞は一気に混沌とした情勢になった。クラシック一冠目のタイトルを手にするのはどの馬か? データで徹底検証!
好走目立つ非トライアル組
2歳王者ダノンプレミアムの回避で衝撃が走った牡馬クラシック戦線。そのダノンプレミアムが待ち受けるダービーへ向けて、馬券的にもまずは一冠目をキッチリと仕留めたい。
前走レース別成績(過去10年)
共同通信杯〔4.0.1.5〕
スプリングS〔3.1.2.42〕
弥生賞〔2.5.4.33〕
若葉S〔0.3.1.18〕
京成杯〔0.0.1.3〕
すみれS〔0.0.0.7〕
近年の傾向としては非皐月賞トライアル組が活躍している点。昨年は毎日杯1着のアルアイン、アーリントンC1着のペルシアンナイトのワンツーとなり、それ以前の3年間は共同通信杯組が3連勝。また、近5年は関東馬→前走が関東圏、関西馬→前走が関西圏という馬が勝利している。
各ステップの特徴は…
次にステップ毎のポイントを整理してみる。
共同通信杯組〔4.0.1.5〕のポイント
- 前走2着以内〔4.0.0.3〕
- 前走2番人気以内〔3.0.1.1〕 ※前走1番人気馬は3着、1着、1着→グレイル
- 前走上がり3F2位以内〔4.0.0.2〕
スプリングS組〔3.1.2.42〕のポイント
- 前走2着以内〔3.1.2.12〕
- 前走1番人気〔3.1.1.5〕
弥生賞組〔2.5.4.33〕のポイント
- 前走4着以内〔2.5.3.22〕
- 前走2番人気以内〔1.4.3.8〕
若葉S組〔0.3.1.18〕のポイント
- 前走2着以内〔0.3.1.13〕
- 前走1番人気〔0.2.1.2〕
共同通信杯組だが、オウケンムーンは6番人気での勝利。その一方で1番人気のグレイルは7着と大敗。上がり3Fもそれぞれ4位、5位と条件的にはもう1つ物足りなさがある。スプリングS組では、1番人気1着のステルヴィオは文句なし。3番人気2着のエポカドーロも相手候補の選択肢には入る。
弥生賞組からは2番人気2着のワグネリアン。また、弥生賞で3番人気以下だった馬は3頭が馬券に絡んでいるが、3頭の共通点は前々走で重賞2~3着、弥生賞でも3~4着と好走していること。これに当てはまるのが2走前にホープフルS2着、弥生賞で3着だったジャンダルム。
若葉S組は馬券に絡んだ4頭中3頭が前走1番人気の馬。その点からタイムフライヤーが候補に挙がるものの、流石に前走5着は負けすぎな感も否めず、あくまでも押さえなら買える範囲か。
好走の鍵は初戦にあり?
過去10年の連対馬について見てみると、20頭中16頭が重賞勝ち馬。一方、距離実績に関しては芝2000mで勝利経験があったのは20頭中9頭と半数以下。ただし、芝1800mだと20頭中17頭に勝利経験があり、芝1600mでは出走歴のあった9頭全馬に勝利経験があった。
「最も速い馬が勝つ」という格言らしく、1600m~1800mのスピード勝負に対応できる馬が優勢か。思い返してみれば、昨年の上位3頭はすべてマイル戦に勝ち鞍のある馬だった。
次にチェックするのは初戦(新馬戦)の内容。
皐月賞連対馬の初戦(過去10年)
- 1着(20頭中12頭)、2着(20頭中7頭)
- 3番人気以内(20頭中19頭)
- 1600m(20頭中6頭)、1800m(20頭中11頭)
- 上がり3F1位(20頭中10頭)、2位(20頭中6頭)
重賞勝ち馬で上に挙げた4項目を全てクリアしたのはステルヴィオとジャンダルムの2頭。軸にはこの2頭を据えたい。3項目をクリアした重賞勝ち馬はタイムフライヤー、ワグネリアン、グレイルの3頭。タイムフライヤー、グレイルは前述のマイナス材料もあったが、この加点材料があれば相手候補には十分。
結論
軸
ステルヴィオ
ジャンダルム
相手候補
タイムフライヤー
ワグネリアン
グレイル
久光TM
凱旋門賞(GI)
払戻金 19万1600円
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土屋(競友)
毎日王冠(GII)
払戻金 16万4600円
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持木TM
スプリンターズS(GI)
払戻金 11万0430円
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菅TM
キーンランドC(GIII)
払戻金 114万8250円
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