編集長の勘は当たるか レパードS&小倉記念は“何かある馬”で勝負
【優馬編集長日誌】
今週の重賞は新潟と小倉。ドラマのように、馬券もうまくいくといいのですが
何かある?でスカッと爽快
2時間ドラマなどを見ていると、しばしば「刑事の勘」なるセリフを耳にすることがある。あくまで勘、ハッキリとした根拠がないために、管理官やエリート刑事などにバカにされたりもするのだが、これが結構正解だったり、事件解決に結びついたりする。ドラマであるから「そういうもの」なのかもしれないが、判官贔屓もあってか、これが決まると心地よいもの。競馬の予想にもそんなところがあって、「何かある」と思って買った馬が馬券になったり、あるいは「何かおかしい」と思って蹴飛ばした人気馬が馬券圏外になったりすると、たとえ理由が自分の思ったことではなかったとしてもスカッとした気持ちになるものである。予想をしている以上、本来はそうであってはならないのだが、語呂合わせ的な馬券をとってしまうと ついつい友人に言いたくなるのは不思議なもの。あまり脳みそを使わないでお金が入ると、嬉しいものなのかもしれない。
実績馬を負かせるか
そういうわけで今回は「何かある」と思った話。まずは今週の新潟の重賞、レパードSに登録があるダノンリバティ。今回が初ダートとなるが、「初ダートで重賞を使う」ことに刑事の勘ならぬ私の勘がピクリと反応した。調べてみると、全兄コナピーベリーや兄ガムランはダート志向の馬。母スカーレットベルもダート巧者だった。クロスクリーガーやゴールデンバローズなどの実績馬を初ダートの馬が一蹴してしまえば、出走させた陣営もさぞや爽快だろう。実績馬に勝てるほどの確実な根拠はないが、可能性は十分とみて重い印を打とうと思う。
さらに好配当なら、センチュリオンが面白いかもしれない。ここまでのダート2戦は、ともに高UK値。あまりにも強かったので、陣営も芝に色気が出てその後にダービートライアルの青葉賞の使ってみたのではないか。そこでは17着と惨敗してしまったものの、今度は基本に立ち返ってのダート戦。その青葉賞以来の実戦でなおかつダートでのオープンクラスには初めての出走だが、なんといってもダートの2戦が高UK値の馬だ。自分の計算した数値を信じてそれが馬券に繋がれば、これほど嬉しいことはない。これまた、実績馬との勝負付けはハッキリしないが、重い印を打とうと思っている馬である。
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