世代間バトルの様相呈す毎日王冠 1着候補は4歳勢から
3歳勢VS4歳勢という構図が鮮明になった今年の毎日王冠。アエロリットとケイアイノーテックという新旧のNHKマイルC馬の対決に注目が集まるが、秋のGI戦線を目前にして古豪達も黙ってはいられない。
人気に惑わされるな
東京芝1800mという条件に加えてGII戦ということもあり、過去の出走馬を振り返ると、GIと見間違えるような好メンバーが揃う一戦。過去10年で1番人気は〔4.2.0.4〕、2年連続2着のウオッカ以降の8年間は1着か馬券圏外という極端な成績となっており、冷静なジャッジが必要。しかも、2~3番人気がともに2連対ずつと、こちらの信頼度もイマイチとなっている。
東西別成績(過去10年)
関東馬〔3.2.6.43〕
関西馬〔7.8.4.54〕
関東馬の連対率9.3%に対して、関西馬は連対率20.5%。関東でのレースだが、関西馬優勢の現状。次に年齢別の成績だが、3歳馬の好走例も多く、古馬初対戦でも侮れない存在となる。
年齢別成績(過去10年)
3歳〔2.3.0.9〕
4歳〔3.3.3.19〕
5歳〔3.2.2.27〕
6歳〔1.2.2.18〕
7歳以上〔1.0.3.24〕
連対率順に並べると、3歳がトップで後は年齢順。7歳以上ともなると流石に割引きで、買っても3着まで。また、開幕週らしく逃げ馬が過去10年で〔1.3.1.5〕と半数が馬券圏内に。馬券に絡んだ5頭の人気は1番人気が3頭、後の2頭は5番人気と11番人気だった。
休み明け多で春先の実績がポイント
サマー2000シリーズからの転戦組もいるが、出走馬の多くは春先のGI戦の後に休養を挟んでいた馬達。そういった馬達が久々でも好走するケースが大半で、中3週以内の馬は〔0.0.2.10〕と3着が2回あるだけ。前走のレース別成績で見ると以下の通り。
前走レース別成績(過去10年)
エプソムC〔3.0.2.7〕
安田記念〔1.4.1.20〕
宝塚記念〔1.1.2.10〕
ダービー〔1.1.0.4〕
NHKマイルC〔1.1.0.1〕
GIII〔3.2.4.36〕
GII〔2.1.2.11〕
GI〔4.7.3.40〕
実績面の基本的な条件としては、過去10年の連対馬20頭中19頭が重賞勝ち馬で、連対馬20頭中16頭に東京芝で1着経験があった。GI連対実績となると、連対馬の半数10頭が該当。3歳馬に限定すると、過去10年で〔1.2.0.2〕という成績。ちなみに今年はケイアイノーテックとステルヴィオの2頭がこのパターン。
上記の重賞勝ち&東京芝1着も重要だが、馬券のポイントは今年に入ってからの実績。同年にGI勝ちがあれば〔1.5.0.4〕、GI2着馬は〔0.1.0.3〕。同年の重賞勝ち馬は〔8.7.4.32〕と、こちらは連対馬20頭中15頭が該当。特に今回と同舞台のエプソムCの勝ち馬は〔3.1.0.3〕と高い勝率を誇る。そして本年GI連対馬と本年重賞勝ち馬は以下の通り。
本年GI連対馬
アエロリット 前走・安田記念 5番人気2着
ケイアイノーテック 前走・NHKマイルC 6番人気1着
本年重賞勝ち馬
カツジ 2走前・ニュージーランドT 2番人気1着
サトノアーサー 前走・エプソムC 2番人気1着
スズカデヴィアス 3走前・新潟大賞典 5番人気1着
ステルヴィオ 3走前・スプリングS 1番人気1着
◎は本年のエプソムC勝ち馬サトノアーサー。関西勢の4歳馬で、前走のエプソムCを勝利、前述の重賞実績&東京実績もクリアしている。1着候補にはこちらを推したい。そして○にはNHKマイルCを勝った3歳馬ケイアイノーテックを。
その他の相手候補は重賞実績&東京実績をクリアしつつ、6歳以下で本年GI連対馬と本年重賞勝ち馬となると、今回のメンバーではアエロリットとステルヴィオの2頭が浮上する。
結論
◎サトノアーサー
○ケイアイノーテック
△アエロリット
△ステルヴィオ
宮崎(競友)
チャンピオンズC(GI)
払戻金 54万1500円
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山崎TM
チャンピオンズC(GI)
払戻金 12万0200円
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松田(競友)
ステイヤーズS(GII)
払戻金 39万6410円
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石川(競友)
11/30(土)中山12R
払戻金 41万8000円
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小島TM
11/30(土)中山2R
払戻金 31万4350円
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