妙味十分 京都大賞典で押さえておきたい2頭の穴馬
ジャパンC連覇を目指すシュヴァルグラン、復活を期すサトノダイヤモンド。2頭のGIホースが火花を散らす京都大賞典。4歳馬を筆頭とする第3勢力が2強の間を虎視眈々と狙っているが…!?
高齢馬の好走には厳しい条件
秋の天皇賞やジャパンカップを目指す馬達のステップレース。関東では毎日王冠が組まれていることもあって、関東馬の参戦は過去10年で15頭、そのうち3着が1回あるのみ。
人気別成績(過去10年)
1番人気〔3.1.2.4〕
2番人気〔1.1.3.5〕
3番人気〔2.0.1.7〕
4番人気〔2.2.1.5〕
5番人気〔1.0.1.8〕
6~7番人気〔0.6.2.12〕
8番人気以下〔1.0.0.44〕
2013年こそ11番人気、単勝16620円のヒットザターゲットが勝利して大波乱となったが、それ以外の勝ち馬は1~5番人気から出ている。ただ、2着馬に関しては6~7番人気の伏兵から6頭と、やや一筋縄ではいかない傾向。
年齢別成績(過去10年)
4歳〔4.5.1.16〕
5歳〔5.3.4.22〕
6歳〔0.0.3.25〕
7歳以上〔1.2.2.22〕
4~5歳が中心。6歳馬が振るわず、7歳以上も決して打率は高くない。7歳以上で馬券に絡んだ5頭について調べると、3頭は京都外回りの重賞で連対、残る2頭はGIで3着があった。また、この5頭中4頭には同年に重賞3着以内の実績があり、その点から言うと、アルバートやスマートレイアーは割引き。
久々でもGI組が強い
過去の出走メンバーを振り返ると、やはり目立つのは宝塚記念を筆頭に春のGI戦線を戦ってきた強豪馬達。基本的には勢いよりも実績を重視したい。
前走レース別成績(過去10年)
宝塚記念〔4.1.4.11〕
天皇賞(春)〔0.3.2.7〕
1600万〔0.1.0.2〕
OP特別〔0.1.0.14〕
GIII〔4.1.1.22〕
GII〔2.2.2.19〕
GI〔4.5.7.21〕
宝塚記念組は前走5着以内が〔3.0.2.2〕と上々の安定感だが、2桁着順からの巻き返しも3頭いて、着順は不問の傾向が強い。一方、天皇賞(春)組は前走1桁着順なら〔0.3.1.2〕、2桁着順が〔0.0.1.5〕であることを考えると、同じ京都芝外回りの天皇賞(春)組は着順も気にしたいところ。
京都大賞典連対馬のポイント(過去10年)
- 重賞3着以内(20頭中19頭)
- GI5着以内もしくは0.5秒差以内(20頭中14頭)
- 京都芝外回りで連対(20頭中16頭)
- 芝2400m以上で連対(20頭中15頭)
実績面のポイントは上記の4つ。すべてクリアしたのはサトノダイヤモンド、シュヴァルグラン、アルバート、スマートレイアーの4頭。前述の通り、アルバートとスマートレイアーは年齢の面から割り引いたので、軸はサトノダイヤモンドとシュヴァルグランの2頭。
◎にするなら年齢的に分の悪い6歳馬シュヴァルグランよりも5歳馬のサトノダイヤモンドの方か。 京都の外回りでは昨年の天皇賞(春)でシュヴァルグラン(2着)にクビ差及ばずの3着だったが、菊花賞ときさらぎ賞を勝っており、その点でも優位性がある。
相手候補は妙味十分のこの2頭!
難しい相手選びだが、筆頭候補は4歳馬のプラチナムバレット。GI未出走に加えて芝2400m以上のレースも未出走だが、京都芝外回り2200mの京都新聞杯(GII)を勝っており、距離・コースともに適性は十分。
もう1頭狙うならモンドインテロ。成績一息の6歳馬だが、GI以外の実績面はクリア。当舞台では1000万~1600万を連勝し、昨年の日経新春杯では後の宝塚記念馬ミッキーロケットから0.3秒差の3着がある。こちらも狙ってみたい。
結論
◎サトノダイヤモンド
○シュヴァルグラン
△プラチナムバレット
△モンドインテロ
持木TM
スプリンターズS(GI)
払戻金 11万0430円
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土屋(競友)
シリウスS(GIII)
払戻金 47万3000円
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菅TM
キーンランドC(GIII)
払戻金 114万8250円
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