関西馬が台頭! 新潟に有力2歳馬がひしめき合う訳とは…
何故、新潟なのか。
新潟に素質の高い、期待の大きい2歳馬が集まる訳。それは「栗東からの輸送」にある。栗東のトレーニングセンターから新潟競馬場への輸送時間は7時間ほどと、それほど短時間という訳ではないが、北陸自動車道によって輸送している馬へのストレスなどのリスクがかなり軽減されている。ちなみに美浦トレーニングセンターから新潟競馬場へはおよそ6時間ほど。地図でルート検索が可能な方は試して頂けると分かりやすいだろう。
故に新潟開催は「関東ローカル」の位置付けでありながら、関西馬の活躍が目立つのだ。東西別の勝利数でみるとさらに分かりやすい。夏の福島開催では関東馬86勝、関西馬10勝であったのが、夏の新潟開催では関東馬75勝、関西馬22勝と増加。関西ローカルに目を移すと、夏の中京開催では関東馬4勝、関西馬92勝、夏の小倉開催だと関東馬2勝、関西馬94勝と圧倒的な数字である。単に関西馬が強いというのもあるのかもしれないが、前述した輸送リスクの差が東西で少ないということが、関西馬の新潟での活躍に繋がっているのだろう。そしてそれはまだ不安定な2歳馬にとっては重要なポイントでもある。
さて、話は新潟2歳Sに戻るが、世代の勢力図を占う重要な一戦。関西馬の登録は4頭だけだが(例年、それほど多い訳ではない)、新潟デビューのルグランフリソン、プリンシパルスター、ウインミレーユがその関西馬。構図としては東京デビューの関東馬VS新潟デビューの関西馬といったところか。どの馬が勝つにせよ、しかと目に焼き付けておきたい。

栗東・矢作厩舎の管理馬ながら新潟でデビューをしたプリンシパルスター(撮影:日刊ゲンダイ)
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