アドマイヤマーズは勝てない!? のしかかる致命的なデータ
昨年の連対馬こそ鳴りを潜めたままだが、2015年2着のドゥラメンテが皐月賞・ダービーの二冠を達成、過去5年で昨年以外の勝ち馬はすべて皐月賞・ダービーのいずれかで連対と、春のクラシック戦線を占う重要な一戦。今年のスター候補はどれだ?
キャリアは3~4戦が理想だが…
無傷の4戦4勝で2歳王者に輝いたアドマイヤマーズが人気の中心。ダービーと同じ東京コースで行われる重賞、というのも大きな意味を持つが、キャリアの少ない馬にとっては賞金加算で一気にクラシック戦線へジャンプアップするチャンスでもある。
前走クラス別成績(過去10年)
新馬〔1.1.0.4〕
未勝利〔1.0.0.13〕
500万〔1.2.2.30〕
OP特別〔3.3.2.8〕
GIII〔3.2.5.22〕
GII〔0.0.0.4〕
GI〔1.2.0.4〕
キャリア戦数別成績(過去10年)
1戦〔1.1.0.5〕
2戦〔0.2.4.18〕
3戦〔4.4.2.24〕
4戦〔4.1.2.20〕
5戦以上〔1.2.2.24〕
2016年1着のディーマジェスティは前走のホープフルSを出走取消のため、前々走の未勝利戦1着を前走としてカウントした。新馬・未勝利勝ち直後で好走するのは至難の業とも言え、2015年1着のリアルスティールは皐月賞で2着、ディーマジェスティは皐月賞で1着。キャリアの浅い馬がこのレースで好走すればクラシックでの好走も期待できるが、基本的にはキャリアは3~4戦が理想。
勝ち馬候補は1頭に絞られた!
勝ち馬の春のクラシックでの好走率も高いだけに、まずは勝ち馬についてしっかりと探っていきたい。
共同通信杯勝ち馬のポイント(過去10年)
- 1番人気で1着経験あり(10頭中8頭)
- 1800m以上で連対(10頭中9頭)
- OP以上で3着以内(10頭中7頭)
実績面ではOP以上のレースで3着以内が目安になるが、例外の3頭は前走の新馬・未勝利・500万でそれぞれ1着だった馬達。上3つのポイントを満たしているなら、実績面は度外視できる。
これらのポイントをすべてクリアしたのは、なんとクラージュゲリエだけ。ナイママも地方で1番人気での勝利があるものの、中央ではなく、そもそもキャリアでオーバーしているだけに、対象外とした。人気のアドマイヤマーズやダノンキングリーは、1600m戦にしか出走歴がない点が、致命的なマイナスデータなのだ。
相手候補は前走好走馬から
頭数こそ例年よりも少ないが、2歳王者の他に重賞勝ち馬や無敗馬もいるなど、けっして低くはないレベルだ。相手選びに苦労しそうなメンバー構成であることに変わりはないが、好走のポイントはシンプルに「前走の着順」である。
前走着順別成績(過去10年)
前走1着〔5.4.2.31〕
前走2着〔3.3.1.9〕
前走3着〔2.2.4.4〕
前走4~5着〔0.0.0.15〕
前走6着以下〔0.1.3.32〕
前走3着以内の馬が全体で〔10.9.7.44〕と、それ以下の馬たちを圧倒している。ここは素直に、アドマイヤマーズ、ダノンキングリー、ゲバラ、フォッサマグナを取り上げたい。
結論
◎クラージュゲリエ
△アドマイヤマーズ
△ダノンキングリー
△ゲバラ
△フォッサマグナ
久光TM
凱旋門賞(GI)
払戻金 19万1600円
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土屋(競友)
毎日王冠(GII)
払戻金 16万4600円
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持木TM
スプリンターズS(GI)
払戻金 11万0430円
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菅TM
キーンランドC(GIII)
払戻金 114万8250円
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