「1強」にテン乗りレーンの様子は? ダノン戸崎圭はサートゥルに本音
3強ならぬ1強ムード 無敗で二冠へサートゥルナーリア
デスク「上位3頭のタイム差がなかった皐月賞の結果だけを見ると“3強”の様相と言えるんだが、人気はどうやらサートゥルナーリアで1強ムード。◎を打たなかったスタッフも全員が“○”印ってことは、誰もがその強さを認めているということなんだろうな」
武井「年明け緒戦という異例のローテーションだったサートゥルナーリアの皐月賞は、その休み明けに加えて、相手強化。さらには、緩い流れしか経験がなく1000m通過が1分を切るペースも初めてという多くの厳しい条件を克服しての勝利でした。さすがに直線で内にモタれて楽勝とまでは行きませんでしたが、厳しいレースがここへ向けて大きな糧となったはずですね。ちなみに、レースの上がり3ハロンは、11秒7-11秒6-11秒4という加速ラップでしたが、同様に加速ラップを差し切って皐月賞を制したのはディープインパクト以来のこと。無敗の2冠馬が誕生すると見ました」
中邑「タイム差がなかったとはいえ、サートゥルナーリアの皐月賞は2・3着馬よりも外を回る形でのもので、着差以上の強さを感じさせましたよ。叩いた上積みに加えて、折り合い面からも距離延長に心配はなく、初の東京コースも直線の長さがプラスに働く可能性が高いと言えるでしょう」
小桧山「皐月賞を叩いて本番、というのは、2年前のレイデオロもそうだったけど、レイデオロの皐月賞が5着だったのに対し、力でねじ伏せたサートゥルナーリアの他馬との力量差は明らかに着差以上だよ。ここが大目標なんだから体調が悪かろうはずもないし、初コースとなるせいで負けたのなら仕方ない、と言えるほど。いずれにしろ、完成度で大きくリードしていると思うな」
田崎「枠順の関係でポジション取りが悪くなれば、という不安もあったんですが、3枠6番という好枠を引き当てたのなら、その心配も無用でしょうね」
守屋「皐月賞では初めて直線でシッカリ鞭を使って追ったので、少し内にモタれてヴェロックスに接触してしまいましたが、それがなくても交わされることはない勢いはあったように見えました。上のきょうだいとは違い、折り合いに苦労するところが全くなく、競馬場でも落ち着いているのが何よりいいですよね。まだ4戦しかしていませんが、適度なレース間隔を取り、放牧を挟みながらの出走で気性的に煮詰まってこないので、むしろローテーション的には正解だと思います。断然の1番人気であっても、逆らうところなく、オークスに続いて無敗でのダービー馬誕生が濃厚と見ますよ」
デスク「ただ、前走からジョッキーが乗り替わってのダービー制覇が1985年のシリウスシンボリ以来は途絶えているし、しかもテン乗りでの制覇となると半世紀以上も遡らないと例がないんだよな」
佐藤直「サートゥルナーリアのテン乗りについては、皐月賞だってそうだったんだし、アンちゃんならまだしも、レーン様だぞ。その皐月賞が良くて8分の仕上げだったのに対して、9分を超えてきた今回は負けられないはずだし、これだけ体幹がしっかりしている馬だけに、ジョッキーが替わっても走りにブレはないだろう」
須藤「これが日本のジョッキーなら、ダービーというレースの重さがマイナスに働く可能性もありますが、レーン騎手ならそこまでのプレッシャーを感じることもないような気がしますね」
那谷「1週前の追い切りで跨いだ、そのレーン騎手は“レースのVTRを観てイメージしていた通り、ポテンシャルの高さを感じる素晴らしい馬でした。バランスのいい走りでモタれるような面もなかったし、距離も特に心配はなく、東京の2400mという舞台もこの馬に合っていると思います”と、かなりの好感触で、何の不安もないという様子だったよ」
デスク「いつもなら、この辺でチャチャを入れてくる田崎も◎だから、孤立無援なんだけど、皐月賞の直線でサートゥルナーリアが内にモタれた時に、たまたまそこにヴェロックスがいたから真っ直ぐ走れたものの、あそこで内に馬がいなかったらどうだったんだろうか。おそらく最内のダノンキングリーと馬体が合うところまでキレ込んだはずだし、そうなると結果も違っていたと思えるんだよな。まぁ、サートゥルナーリア支持者にとっては、たとえ皐月賞で負けていたとしても◎、ということなんだろうけど…」
目黒「そのあたりを含めて辻野助手は“道中終始外を回る形で、安全策を取る競馬でしたが、ジョッキーによると『直線でスタンドの方向にかなり物見をして、内にヨレてしまった』と言っていたので、見た目よりかなり余裕があったのかもしれません”と振り返ってました。着差だけを見れば辛勝ですが、実際の実力差はもう少し開きがある可能性が高いですよ」
デスク「だったら、あとは状態面だけか」
目黒「そちらも心配ないでしょう。“短期放牧を挟んで帰厩した直後の様子は、正直、ちょっと物足りなかったんです。それで1週前追いの時点では、レーン騎手に乗ってもらい、無理をせずある程度セーブしつつ、という調教メニューになりました。週末に坂路で乗って、再度、馬体の確認をして、もう一段階良くなっていたので、今週はしっかりと負荷をかけるメニューに。動きも抜群でしたし、息の入りや体の張りも先週より格段に良くなっていますね。いい状態に仕上がったと思います”と、辻野助手は自信の表情を見せてましたよ」
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