アーモンドアイに劣勢ムードが… ◎の数で圧倒したライバルも「世界レベル」
ダービー以上の大穴も? 波乱を演出するのはこの馬だ
山崎「さっきコビさんからも話が出たように、タメてもキレ負けするアエロリットが、前走ほどではないにしろ、ある程度速い流れでレースを作るはずですが、アーモンドアイとダノンプレミアムはともにマイル戦で無敗であってもハイペースの経験がなく、タメが利かない可能性もないわけではないはずです」
デスク「おっ、さすがザキヤマ。俺も実はそう思っていたんだよ。そういう前提があっての◎フィアーノロマーノが俺と被ったのも頷けるな」
山崎「えっ!そうなんですか? このところ絶好調のデスクと被るのは心強いですが、フィアーノロマーノの前走は、前半1000m56秒5の流れを好位から抜け出す強い競馬。2着に退けたプリモシーンが続く高速決着のヴィクトリアマイルでも2着だったことを考えれば、ここで通用しても不思議はないはずです。南半球産で出世こそ遅れましたが、ここへきての成長が顕著で完成されてきた感も受けます。ダービー卿CT→安田記念と連勝し“第二のモーリス”になる可能性も十分ありますよ」
広田「陣営も、自分から動いて押し切る正攻法の競馬で勝った前走は相当な価値があると見ているようです。時計勝負にも対応できることを証明してみせましたし、ペース次第で自在に動けるのも大きな強味でしょう。“具合の良さを生かせれば、このメンバーに入ってもヒケは取らない”と、高野師も色気を持っている様子でしたね」
デスク「2頭出しで2強の一角崩しを狙ってきた池江寿厩舎勢はどうなんだ?」
那谷「池江寿師は“超GI級の2頭に割って入るのは簡単ではない”と、白旗ムードも漂わせていたけど、ペルシアンナイトに関しては、最終追いに乗ったミルコが“筋肉量が増えた。状態は文句なし”と言っていて、“トモの張りが凄くて生涯最高のデキで臨める”と師が言うのも納得の仕上りなんだ。結果が出ていないここ3走についても“馬場状態や展開が合わなかっただけ。マイルのGIを勝っている馬だし、速い持ち時計もある”とのことなら、割って入る可能性も僅かだがあると見ていいんじゃないかな」
伊利「僕は、その池江寿厩舎のもう一頭の方、スマートオーディンを狙います。6歳になって短距離路線で華麗なる復活を遂げた馬ですが、10秒6のハイラップが刻まれた残り400~200mの区間で持ったまま先頭に踊り出た3歳時の毎日杯での走りを思えば合点がいきます。外差しが決まった先週日曜最終の目黒記念の結果からも、前走の京王杯SCの時より差せる馬場になっていると考えたいですね」
瀬古「マイラーズCでは、ダノンプレミアムをマークして運びながら、直線で伸び負けしたインディチャンプですが、福永騎手は“すぐに折り合いを付けられなかったし、返し馬の時点で太目感があった”と、敗因を分析。その点を踏まえて、最終追いが馬なりだった前回とは違い、今回は2週連続の併せ馬でビッシリ追われました。“一番の持ち味は一瞬のキレ味。この相手でも持てるポテンシャルはヒケを取らない”との言葉には、2戦2勝の左回りとメイチの仕上げで逆転を狙う意思表示も見て取れましたよ」
デスク「さっきから、名前はチョロチョロ挙がっているのに、推す声が聞かれないステルヴィオはどうなんだ?」
西田「好位で運びながらラストで失速した前走の大阪杯は、距離が長かったとも言えますが、それでもあれだけ崩れたのは初めてですからね。輸送に時間がかかって馬体が減っていたこともありますが、自分から走るのをヤメた印象も受けました。以降は上半期の大目標であったここへ向け、放牧を挟んで立て直されましたが、息遣いや気合い乗りなどはマイルCSを勝った頃と比べると少し物足りない感がありますね。過去3戦3敗のダノンに対し、本格化した今の実力を見極めたい一戦となりますが、レーン騎手でも重い印までは付けられませんね」
宮崎(競友)
チャンピオンズC(GI)
払戻金 54万1500円
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山崎TM
チャンピオンズC(GI)
払戻金 12万0200円
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松田(競友)
ステイヤーズS(GII)
払戻金 39万6410円
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石川(競友)
11/30(土)中山12R
払戻金 41万8000円
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小島TM
11/30(土)中山2R
払戻金 31万4350円
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