キセキは支持伸びず ◎の数でレイデオロと並んだ「対照的な馬」とは…
逃げるキセキを レイデオロが捉えるか?
デスク「ファン投票で1位だったアーモンドアイがいないのは残念だが、それに続く馬たちが揃って出走してきたし、中でも2位のレイデオロ、3位のキセキが人気を分けそうだな」
須藤「対キセキという点では、レイデオロはこれまで3度の対戦で全て先着してますからね。今回のメンバーで国内で先着を許した相手は、皐月賞と京都記念でのアルアイン&クリンチャーだけですが、当時の敗因はハッキリしてますし、今は完全に力が上です。いい枠も引けたここは、信頼できますね」
桜井「レイデオロは、海外での2戦を除けば、ほぼパーフェクトと言っていい戦績ですよ。相手の筆頭はもちろんキセキとなるでしょうが、マークできる立場の分、優位と見ていいはずです」
小野智「確かに、レイデオロがこれまで国内で馬券から外れたのは、4ヶ月ぶりだった皐月賞だけですし、連対を外した京都記念にしても道中で掛かってしまって3着なら、むしろ地力の高さを見せ付けたとすら言えます。日本での競馬なら安心して軸にできますよ」
坂倉「同じ5歳世代のクラシックホースが揃い踏んだ形となりましたが、やはりダービー馬であるレイデオロを最上位と見るべきですし、下の世代のクラシックホースが不在なら、素直に◎ですね」
佐藤直「宝塚記念は、過去10年でレースの上がりが35秒を切ったことが一度もなく、そもそも瞬発力が問われない異質なGI。そんな中で父がサンデーサイレンス系の馬が6勝しているんだけど、内訳はステイゴールド産駒が5勝、ディープインパクト産駒の牝馬が1勝で、ステゴ以外の牡馬は未勝利なんだよ」
デスク「なら、今回はステイゴールド産駒のエタリオウでいいんじゃないの?」
佐藤直「いやいや、最後まで聞いてくれ。その一方で、父系にも母系にもサンデーの血を持たない馬が3勝していて、GIにおけるそういう馬の出走数の少なさを考えても結構凄い数字なんだ。エタリオウには、まずどこかでGIを勝ってから来年以降に期待するとして、今回はサンデーの血を持たないレイデオロの出番だろうな」
デスク「まぁ、国内でのレイデオロの信頼性については、みんなの言う通りなんだけど、やっぱり前走のドバイで今までにない大敗を喫したことは、気になるんだよな」
馬場「その前走について陣営は“ナイトレースだった影響もあって、パドックからエキサイトして力を出し切れなかった”とのことで、結果も全く度外視していいのではないでしょうか。対して今回は“暑い日が続いたので体調に注意を払いながら調整してきた。2週続けてルメール騎手に乗ってもらい感触を確かめてもらったが、ハンドリングやフットワークは上々で息の入りも良かった。輸送は経験済みで問題がないし、あとは当日に落ち着いて挑めれば楽しみ”なのなら、状態面に不安はありませんよ」
西田「私は、対戦成績などあくまでも過去のものと考えて、キセキの逃げ切りに期待します。前走の大阪杯では行きたい馬にハナを譲る形となりましたが、そういう馬が不在のここはマイペースの逃げが叶いそうですし、驚愕のレコード決着を演出したジャパンカップでアーモンドアイ以外には負けなかったことを評価したいですね」
デスク「厩舎担当の目黒も、ここは自信の◎なんだろうな」
目黒「まず、状態について“栗東へ帰厩当初は、2~3日は張り切りすぎるような面を見せていましたが、すぐに落ち着きを取り戻して、順調に乗り込めました。昨年の秋以降は、精神的に一皮むけた感じがしますし、普段はリラックスしていて、稽古でも無駄な力みがなくなりましたね。筋肉の付き方や、毛ヅヤなど申し分なく、充実した状態でここを迎えられそうです”と、辻野助手は太鼓判を押してましたよ」
デスク「やっぱり、戦法としては、他馬にマークされるのを覚悟での逃げになるんだろうか」
目黒「それについても“前走はエポカドーロがレース前から行く構えを見せていたので2番手から運びましたけど、今回は自然とハナを切る形になるのでは。GIで善戦が続いていますが、そろそろ2つ目のタイトルが欲しいですね”とのことでした。“何とかキセキとGIを取りたい”と言い続けている川田騎手にも、大きなチャンスが巡ってきたと言えそうですね」
菅TM
11/17(日)福島3R
払戻金 38万4900円
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小野智TM
11/17(日)東京2R
払戻金 28万7300円
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土屋(競友)
みやこS(GIII)
払戻金 37万2300円
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三代川(編集)
秋華賞(GI)
払戻金 47万8800円
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