「勝てる器だ」「武豊の進言が」現場の声が混戦模様に拍車?

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ラジオNIKKEI賞

皐月賞「22万9700円」的中! プロ予想家40人集結、優馬プレミアム。

全ての馬にチャンスあり この馬で穴を狙う

小島「僕はレッドアネモスを狙います。好位から抜け出した前走の白百合Sで脚質に幅を見せましたし、あれだけ器用に立ち回れるのなら、初の福島コースも合うはずです。2戦目のサフラン賞では、後にフラワーCを勝ったコントラチェックを負かしているように、今まで戦ってきた相手を考えれば、牝馬だとしても54キロは恵まれたと言えるのではないでしょうか」

那谷「それまで色んな条件を使って経験値を上げたことが、前走で実を結んだと言えるけど“追い切りでは楽な感じで好時計が出ました。その追い切り後のダメージもなく、硬さは見られません。馬場が渋っても問題ないので楽しみです”と、陣営もかなり色気を持っている様子だったよ」

坂倉「さっきから話題になっているきんもくせい特別ですが、僕はそこで3着だったダディーズマインドに注目してます。レコード決着になったほどの先行勢には厳しい流れを、早目に勝ちに行ってのコンマ1秒差なら、3着でも相当強い内容だったと言えるのではないでしょうか。昨年6月の未勝利勝ちもこのコースだった馬ですし、他の舞台での走りに目をつぶって、狙う価値があると思います」

久光「前走の皐月賞にしても、戦前から試金石ムードでしたが、速い流れを積極的に攻めて一旦は抜け出しかけた内容には、陣営も自信を深めたようです。このレースは、皐月賞を使う前から目標に掲げていたレースでもあり、なおさら陣営も色気を持っていましたね」

デスク「同じ青木厩舎のウインゼノビアには、久光しか印がついていないんだが」

久光「この春は、当初に予定していたアネモネS、フラワーCと自重が続いてフローラSまで待機した経緯があり、この2戦は100%には届かない状況でのレースでした。その状態に関しては今年になってから最も取材の感触が良く、中尾助手も一週前の動きに“久々に痺れた”と、ご満悦だったんです。小回り向きの機動力に加え、距離短縮も大歓迎とのことで、穴馬としての資格は十分ありますよ」

佐藤直「俺はヒルノダカールで勝負になると思うぞ。前走は若い鞍上が巧く御せなくて、全くスムーズさを欠いたもので、むしろよくコンマ3秒差まで来たというレース。追い切りの動きも抜群だったし、今年のメンバーで53キロのハンデなら足りていいよ」

目黒「脚を余した前走については、直さんの言う通りですが、“元々、一瞬のキレで勝負するタイプではないから、2走前のように、早め早めで自分から動くレースをさせた方が持ち味を生かせると思う”と鳴海助手も話していました。さらには“一週前に調教で乗った丸山騎手に、イメージは掴んでもらったし、今週は輸送もあるのでこれで十分。逃げたい馬もいるのでその後ろくらいから積極的に運べれば”と、かなり前向きでしたね」

ヒルノダカール

今回は丸山元気騎手が手綱を取るヒルノダカール(撮影:日刊ゲンダイ)

デスク「これで◎が付いている馬は出揃った形だが、付いていない馬でも人気になりそうなのが、まだゾロゾロ残っているよな」

小島「ここまで3戦2勝、2着1回と、底を見せていないブレイブメジャーですが、辛勝だった前走については“もっと突き放すかと思ったけど、最後に甘くなるのが今後の課題”と陣営は振り返ってました。ただ、異なる競馬場で崩れていないのはセンスの証ですし、ここでも相手なりに、という可能性はありますね。初の1800mについては“ギリギリ”というニュアンスだったので、ここで大きく負けたら敗因も距離になるかと思いますが、能力自体は通用していいかもしれませんよ」

那谷ゴータイミングは、前走の勝ち時計が同じ週の桜花賞とは約3秒、翌週のアーリントンCとも1秒以上の差があって、上がり32秒8が評価できるくらいなんだけど、ここを使うことを進言したのは武豊騎手とのこと。“何か手応えを掴んでくれているようだし、最近は調教方法を工夫したことでリラックスして走れているからね。折り合いさえ付けば凄い脚を使ってくれる馬だから”と、松永幹師は満更でもない様子だったよ」

デスク「折り合いが鍵になると言えば、前走で思いっきり掛かってしまったアドマイヤスコールもそうだよな」

小島「その前走の青葉賞は、“積極策自体は良かったけど、パドックから元気があり過ぎて終始掛かり気味に。あのペースなら失速も仕方ない”と、加藤征師も話してました。まだ気性的にアテにできないところはありますが、前向きさが出てきたことで小回りはかえって合いそうですし、自分のリズムで運べるなら可能性はあると思います」

守屋インテンスライトも無視はできない存在ですよ。“自在性のある馬だから、小回りの福島に替わるのも大丈夫。あまり上がりが速すぎるより少しかかったほうがいいので、雨が残って馬場が渋ったり、他馬がそういう馬場を苦にするならこちらのチャンスになるハズ。あとは一樹が上手に乗れば”と、菊沢師も最後のところは笑いながら話してましたが、結構手応えはある様子でしたね」

デスク「メンバー唯一の重賞勝ち馬であるランスオブプラーナは、ハンデが嫌われた、ってことなのかな?」

目黒「失速してしまった前走の皐月賞については“道中のプレッシャーもきつかったし、初めての2000m戦がGIの舞台ということもあったからね”と、攻め専の古川助手は振り返ってましたが、今回は“ハンデは背負わされるけど、小回り1800mはピッタリの条件だし、うまく折り合って運べればいいレースができそう”と、毎日杯の再現を狙う構えでしたよ」

小島「あと、最後に名前を挙げておきたいのがポルーニンです。個人的には開幕週の馬場はどうかと思って印を下げたんですが、僕の担当で取材の感触が一番良かったのはこの馬なんです。しっかりと脚を溜める競馬での2連勝は内容も良く、この中間の動きから、デキは更に上向いています。無欲の追い込みに徹して、前がやり合う展開になれば、出番があっていいはずですし、それだけの勢いを感じる馬ですね」

デスク「確かにどの馬にもチャンスがありそうだけど、俺は軸馬選びにはそう時間はかからなかったんだよ、ヒシイグアスでな。ただ、ここから相手を絞るのが難しいんだが…」

木谷「ホント見事に本命がバラバラですけど、僕は皐月賞の内容を評価してダディーズマインドで勝負します。実はもうすぐパパになるんで、ミルク代やらオムツ代やら、ダディーである僕が稼がなきゃですからね!」

デスク「その割には、1万円勝負の結果がアレだけど…」

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