ダノンファンタジーには不吉なデータが… ローズS「推し」の1頭

重賞データ攻略
ローズS

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 2歳女王ダノンファンタジーを筆頭に、桜花賞2着馬シゲルピンクダイヤ、フローラS勝ちのウィクトーリアなど、今年も少頭数ながら好メンバーが集まった。本番に直結する重要な一戦をデータ面から紐解きたい。

春の実績馬が中心

 例年、春の実績馬とひと夏を越えて力をつけた上がり馬が激突する形となるが、ここでは前者が優勢。まずは過去10年の前走クラス別成績を見ていきたい。

前走クラス別成績(過去10年)
GI〔8.4.2.47〕
GII〔0.1.0.2〕
GIII〔0.0.0.3〕
オープン特別〔0.1.0.4〕
2勝クラス〔0.1.7.22〕
1勝クラス〔2.2.1.32〕

 前走GI組が中心的存在で、特にオークス組が〔8.4.2.34〕と好成績。本番に向けてひと叩きの意味合いが強い組だが、それでも新興勢力を返り討ちにするケースが目立つ。そこで今回はオークス組の取捨を考えていきたい。

オークスでの着順別成績(過去10年)
1着〔3.1.0.3〕
2着〔0.2.0.2〕
3着〔2.0.0.2〕
4着〔2.0.0.1〕
5着〔0.0.1.3〕
6着以下〔1.1.1.23〕

 オークス組は着順がポイントとなり、4着以内だった組が合わせて〔7.3.0.8〕と好走傾向にある。今年はウィクトーリアが唯一この条件をクリアする。今回人気を集めそうなオークス5着馬ダノンファンタジーや同12着のシゲルピンクダイヤにとっては気になるデータと言えそうだ。

オークスでの上がり3ハロン順位別成績(過去10年)
1位〔3.1.0.3〕
2位〔0.1.0.2〕
3位〔3.1.0.2〕
4~5位〔1.1.1.5〕
6位以下〔1.0.1.22〕

 オークスでの上がり3ハロンがメンバー中3位以内だった組が合わせて〔6.3.0.7〕となる。オークスで速い上がりを使えなかった馬は、ここではやや信頼度が下がりそうだ。今年は前項と同様にウィクトーリアが唯一条件をクリア。

 着順、決め手の両条件を満たし、加えて今回、騎手の乗り替わりがなければ〔5.3.0.4〕。単勝回収率185%、複勝回収率111%で狙い目となる。これを満たすウィクトーリアを馬券の軸に推奨したい。

ウィクトーリア

過去10年で5勝のデータがウィクトーリア(左)の背中を押す(撮影:日刊ゲンダイ)

推奨馬

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