人気ダノン2頭は結局… イチ押し穴馬は同じディープ産駒から

重賞データ攻略
マイルCS

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 春は皐月賞3着、ダービー2着と惜しくもタイトルに手が届かなかったダノンキングリー。復活の兆しを見せたダノンプレミアムと、ダノン2騎が人気の中心。マイル戦線を統一するのはどの馬?

今年も3歳馬にチャンス?

 近年のマイル路線を振り返ると、モーリスが君臨していた時期以外は確たる王者が不在という印象が強い。当レースも例に漏れず、特にここ2年は3歳馬が古馬勢を倒すという状況になっている。

年齢別成績(過去10年)
3歳〔2.0.2.31〕
4歳〔3.6.4.23〕
5歳〔3.3.3.49〕
6歳〔1.1.1.30〕
7歳以上〔1.0.0.16〕

 その3歳馬だが、3着に入った2頭は500万クラスから3~4連勝中だったという共通点がある。一方、勝った2頭は皐月賞で2着・4着と、クラシック戦線で活躍していた馬達。その点から、皐月賞3着、ダービー2着のダノンキングリーが毎日王冠に続いて古馬勢を撃破しても不思議はない。

ダノンキングリー

前走で古馬勢に対し能力を示したダノンキングリー(撮影:日刊ゲンダイ)

4歳世代も侮れない

 冒頭で述べたように、マイル路線は混沌とした情勢が続いているが、当レースを振り返ると、おおよそ2~3年単位で世代交代の波が来ている、という傾向もある。

マイルCSの勝ち馬(2012年以降)
2012年 サダムパテック 牡4歳
2013年 トーセンラー 牡5歳
2014年 ダノンシャーク 牡6歳
2015年 モーリス 牡4歳
2016年 ミッキーアイル 牡5歳
2017年 ペルシアンナイト 牡3歳
2018年 ステルヴィオ 牡3歳

 2012年以降は4→5→6歳、4→5歳と、同世代の馬が連続して勝利を収め、昨年はその傾向から外れたが、アタマ差の2着が4歳馬となっており、2~3年ごとに世代間のトップ層が入れ替わるような流れが続いている。昨年は3歳馬が勝利したので今年もその世代、つまり4歳馬の出番?

 当レースはディープインパクト産駒が〔3.2.4.32〕と好成績。本年の京都芝外回りの重賞においても、ディープ産駒は〔6.4.4.20〕とその強さを発揮している。4歳世代のディープ産駒は2頭。残念ながらと言っては何だが人気のダノンプレミアムが該当。前述のダノンキングリーともども買い目からは外せない。もう1頭は前走大敗で人気を落としそうなプリモシーン。同馬の複勝だけ買う、なんていう馬券も一考。

注目馬

ダノンキングリー
ダノンプレミアム
プリモシーン

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