優馬編集長日誌 6月2日号「馬主」

優馬編集長日誌
日本ダービー安田記念
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凄い馬主さんがいたもんだ

 先週のダービーはマカヒキ。それにしても凄いのは馬主さんの金子真人氏(現在の名義は金子真人HD)だ。金子真人名義のキングカメハメハも含め、これでダービーは3勝目(もう一頭はディープインパクト)。平成に入ってからのダービーを3勝は、共同馬主のサンデーレーシングと並んでトップタイ。一生に一度はダービーを…どころの話ではない。ここまで同氏の所有馬は18頭がダービーに出走。なんと今年は優勝したマカヒキを含めて4頭出しだった。

 ハナ差(8cm)で2着に敗れたサトノダイヤモンドの馬主さんは里見治氏。昨年のダービーは所有馬のサトノラーゼンが2着、サトノクラウンが3着。昨年に続いて涙を飲んだ。ただ、同氏の所有馬のダービー出走は前述した3頭を含めて4頭(残る1頭は2014年のサトノルパン=14着)。金子真人氏よりも ずっと少ない。金子真人氏が所有する馬のダービー初出走は1998年、ダービー初勝利となったキングカメハメハは2004年。2003年までに5頭を出走させた後のダービー制覇だったのだから、里見氏にダービーとは縁がないというのは早すぎるだろう。2年続けての2着だったが、ダービーには述べ4頭を出走させて14、2、3、2着。4頭のうち3頭が馬券に絡んだのだから、むしろ馬券購入者にとっては好印象だ。来年の里見治氏の逆襲は? 馬主と縁遠い人間にとっては、こんなところも興味深い。

2歳戦、そして3歳と4歳以上の戦いが始まる

 ダービーを終えたばかりだが、今週からは来年のダービーやオークスなどのGIに向けた2歳戦も始まる。昨年の6月デビュー組では桜花賞出走馬が6頭、オークス出走馬が1頭、皐月賞出走馬が2頭、ダービー出走馬が3頭。NHKマイルCの勝ち馬と2着馬、メジャーエンブレムロードクエストは6月デビューだった。決して今は早熟馬がデビューする時季ではない。ダービーが終わってホッとしている暇はないのである。

 2歳戦が始まると同時に、今週からは3歳馬が4歳馬と手合わせすることになる。これによって賞金の基準が変わり、結構な数の4歳馬が今週から下のクラスに降格することに(4歳馬の賞金は1/2となり、中には2クラス降格する馬も)。当然のことながら降格した4歳馬は強い。人気になるので配当の妙味は少ないが、そのバランスも考えて馬券を買いたいもの。

上田一幸

筆者:


1967年、滋賀県生まれ。大学卒業と同時に入社し、一貫して編集畑を歩む。予想も馬券も徹底した穴狙い。この仕事に携わる以上、馬券購入は義務であると考え、入社以来、馬券を休んだ日はない。現『優馬』編集長。

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