絶対王者モーリス参戦! 札幌記念を優馬トラックマンが激論

優馬TM座談会
札幌記念

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連敗は許されぬ絶対王者モーリスに 死角はあるか?

デスク「伊調に続いて吉田も、と、誰もが思っていたろうに、まさか絶対王者が負けるとはな…。競馬界の“絶対王者”モーリスも前走では不覚を取ったわけだが、ここは負けられない一戦となるんだろうな」

落合「ドゥラメンテが引退した今、現役最強馬と言えばこの馬なんだし、鞍上にも香港で乗ったモレイラ。遠征帰りだった前走時より調整も順調に来ているとあれば、何も不安はないだろ」

木谷「そもそも堀厩舎がこれだけの馬を生半可な仕上がりでレースには使いませんよね。懸念材料の距離にしても中山の1800mで1000万とはいえ半年ぶりのレースを圧勝してますし、覚醒前のスプリングSでもコンマ4秒差の4着なら問題はないはずです。ここは素直に一番強い馬に◎ですよ」

デスク「普段はフザケた馬にばっか打っている木谷の◎がモーリスだってこと自体も不安なんだがな」

板子「前走に関しては、調整も難しかったことは確かですが、勝ち馬を除き自身も含めたほとんどの馬が折り合いを欠いた流れでしたから、そんな不本意な競馬でも2着を死守したことが能力の証明となるはずです。コースに関しては、香港での2戦から洋芝適性も十分と言えますし、“小回りのコースでも問題はない”という調教でも跨いでいるモレイラ騎手のコメントからも心配はないと思います」

デスク「本紙中田も、そんなところか?」

中田「昨年4月のダービー卿チャレンジトロフィーでマークした、ラスト1ハロン10秒9の数字は、絶対領域と言えるものですから…」

モーリス

王者の貫禄を見せられるか注目のモーリス(赤帽)(撮影:日刊ゲンダイ)

打越「ただ、久しぶりの中距離戦で、加えて先行馬が少ない組み合わせなら、安田記念の二の舞になる可能性は捨てきれないし、道悪になりそうなのもマイナス材料なんじゃないかな。対して、ヤマカツエースは、福島記念や中山金杯の内容から、モーリスにとってのマイナス材料が全てプラスに働くと思うんだ。ここは金星があっていいんじゃないか?」

広田ヤマカツエースの道悪適性については、前走の宝塚記念が“緩い馬場を気にして行き脚が付かなかった”とのことなので、微妙なところはありますが、一線級相手となると2200mも少し長かったかもしれませんね。状態に関しては、強敵相手に見せ場十分の4着だった昨年と“遜色がない”とのことで、取材の感触からも勝負になると思いますよ」

山崎「僕が考えるモーリスの死角は、距離や前走内容を考えて折り合い重視で運びそうな点ですね。ペースも緩みそうですし、そうなれば前で競馬ができる馬、瞬時に反応できる機動力があって小回り2000mの適性が高い馬ということで、ヌーヴォレコルトに期待しました。2走前は“直前にハードな調教をやり過ぎた”と、前走の香港も“発表以上に重たい馬場だった”と、陣営は敗因を分析していますし、見た目にスッキリとした馬体に映るのも“細く見えるくらいがいいみたい”と、斎藤誠師も言うように仕上りも万全です。担当者も“これで負けたらごめんなさい、というくらいの状態”と言ってましたからね」

ヌーヴォレコルト

ヌーヴォレコルト陣営は仕上がりに自信あり(撮影:日刊ゲンダイ)

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