「千直」圧巻の適性を持つ馬は? 減量デムーロにも注目のアイビスSD

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2戦2勝の舞台で 本紙武井はダイメイプリンセスに◎

デスク「最近2年の馬券対象馬6頭のうち、4頭までが5月の韋駄天Sに出走して、なおかつ好走していた馬。他に設定のない直線1000m戦らしく、“餅は餅屋”の傾向が出ているな」

武井「今年も韋駄天S組のダイメイプリンセスを中心視すべきでしょう。初めてこの舞台を使った3走前は、強い向かい風で時計は平凡でしたが、差して後続に2馬身半差の完勝。そして続く韋駄天Sでは稍重発表の馬場で時計を短縮しての2戦2勝ですが、昨年のアイビスSDの1・3着馬を相手にしての快勝ですから、メンバーに恵まれた訳でもありません。前走はもともと実績一息の中京で、ここへの叩き台と見ていいですし、重賞初制覇への態勢が整ったと言えますね」

坂倉「単なる2戦2勝の数字だけではなく、ともに勝ちっぷりが圧巻で、千直競馬にかなりの適性があると見ていいですし、とにかく抜け出す時の脚が凄いですからね。台風の影響で仮に新潟で一雨あったとしても、稍重の韋駄天Sで結果を出している以上、全く不安はないはずです」

デスク「加えて、枠だな」

細川「この舞台での2戦2勝がともに外目の枠で、陣営も“今回も外が当たってほしい”とのことでしたが、これ以上ない枠を引けましたからね。運も味方に付けたと言えるのではないでしょうか」

ダイメイプリンセスとラブカンプー

同じレースに出走するラブカンプー(左)と併せたダイメイプリンセス(右)(撮影:日刊ゲンダイ)

佐藤直「それより更に外の大外を引いたペイシャフェリシタも、一戦ごとに力を付けているし、今年は例年と比べて小粒なメンバーだから、直線競馬の適性さえあれば十分足りるはずだぞ」

デスク「ただ、これは前走が案外な結果だったよな」

西田「中京コースは好相性で仕上りも良かっただけに陣営も期待していたんですが“ゲートが一息で位置を取りに出して行ったら掛かり気味に。外枠も災いして自分のリズムで走れなかった”とのことでした。それにしても負け過ぎの感も受ける着順ですが、最終追いで動かし過ぎた分もあったようで、仕上りが良過ぎたことが逆にアダとなったとも言えます。今回は“リズム重視の競馬に徹して脚を温存する”という作戦ですが、溜めれば確実にいい脚を使える馬ですし、外ラチ沿いをロスなく立ち回れば、チャンスは十分あると思いますよ」

守屋「直さんも言う通り、今年は抜けた馬が不在のメンバーですが、だったら3歳馬ラブカンプーでどうにかなると思います。前走は2着同着に甘んじましたが、2番手から粘り込めたレースぶりに収穫はありましたし、今回は51キロなのでスピードは存分に生かせるハズです。このレースで過去2勝と直線競馬でも巧いデムーロ騎手は、51キロでの騎乗は初だそうですが、減量して騎乗依頼を受けた意気込みも買いたいですね」

細川「前走は陣営によると“まだ良化途上だった”とのことで、それであれだけのスピードを見せたんですから、成長や上積みを考えれば、初の古馬相手でも持ち味を生かせると思います。ダイメイプリンセスとの厩舎“親子丼”も可能性は十分にありますね」

小島「僕はレジーナフォルテのスピードがここでも通用すると見ています。ここにきて体調がグングンと上向いていますし、2走前の韋駄天Sは渋った馬場が響いたもの。何より昨年の3着馬で、1・2着馬が不在ですからね。良馬場なら勝負になりますよ」

守屋「佐藤吉師は“前走を勝ってここは青写真通り”とまず第一声。それが、時計の出やすい開幕週の馬場だったとはいえ、レコードにコンマ1秒差の勝利だったんですから、4歳馬らしく力をつけているのを印象づけましたね。“夏場なので、前走後も厩舎に置いてオーバーワークにならないように調整した。最終追いの動きも満足いくもので、引き続き状態はいい”とのこと。欲を言えば、もう少し外目の枠を引きたかったところでしょうが、4枠ならギリギリセーフでしょうか」

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