力強くＪＲＡ一番星　パワー兼備のディープ産駒ケイアイノーテック

父ディープとダートの強豪牝馬の組合わせ　ケイアイノーテック

6/3(土) 阪神5R 2歳新馬 芝1600m外
ケイアイノーテック　牡　馬体重：450kg
★★★★★　5点〔1600万クラス〕
騎手：福永　厩舎：(栗) 平田
生産：隆栄牧場
馬主：亀田和弘
父ディープインパクト
母ケイアイガーベラ（Smarty Jones）

好スタートから先頭をうかがう勢いもあったが、折り合いに専念する形で３番手へ。直線入口の内柵の切れ目の所でインをすくってサッと抜け出してきた。スローペースの上がり勝負だったが、ラスト３Ｆは11秒1－11秒2－11秒5と、スピード＆切れ味は水準以上のモノがある。

今シーズンのJRA新馬一番星はケイアイノーテック（撮影：日刊ゲンダイ）

馬体診断

450キロという数字云々よりも、この時期の２歳馬としては厚みのある馬体が目を引いた。力強さがあって、繋も立ち気味ゆえに多少の重い馬場でもこなせそうだし、ダート適性があってもおかしくはない。レースぶりもそうだが、馬体的にも距離適性はマイル以下にありそう。父の産駒らしい瞬発力はこの馬にも備わっている。

血統診断

母ケイアイガーベラはダート1200ｍ～1400ｍで活躍し、重賞も２勝という強豪牝馬。母の父Smarty Jonesは米２冠馬だが、祖母の父がダンジグで、母のスプリント適性はこれによる所が大きいか。また、１歳上の全兄は英国に輸出され新馬勝ちを収めている。初戦のレースぶりを見ると、父母の長所がうまくミックスされている印象。

馬券の狙い目→秋は朝日杯ＦＳが目標とのことだが、距離短縮や力の要る馬場で狙ってみたい。