枠順が明暗を分けた天皇賞 東京芝2000mの問題点を探る
東京芝2000mという欠陥コース
秋の天皇賞の舞台となる東京芝2000mというコースは、スタートして10秒足らずで左に90度のコーナーを迎えるコースである。故に外枠の馬が大きなロスを強いられてしまうのは御存知の通りである。現に天皇賞と同じ舞台で行われた直前の精進湖特別(17頭立て)では、3番手追走の1枠1番ブリュネットが勝って、2着に逃げた5枠10番マイネグレヴィル、3着に2番手にいた1枠2番コスモグレースフルが入っている。そして1番人気だった7枠14番のモンドインテロが4着なのだから斯くも然り。有利不利に加え、秋の天皇賞でメジロマックイーンが降着した事例のように、このコースは危険性を孕んでいることも併せて考えるべきだと思う。
世界各国の競馬場を見渡すと、多種多様な形状・形態をした競馬場があり、それはとても興味深くもある。ただ、日本の中央競馬では土地の制約や芝・ダート・障害という3種類(もしくは2種類)の馬場を年間通して使用できるというのが前提であるから、今のコース形態はおそらくこれ以上ないベターな形なのかもしれない。
しかし、GIとはそのカテゴリーにおけるチャンピオンを決めるレース。枠順によってこれほど有利不利が大きく左右されてしまうということは、JRAの大原則である公平な競馬に則っているとは言いがたい。ただし、競馬がトラックコースで行われる以上、枠順の有利不利をゼロにする事は出来ない。東京芝2000mの他にも中山の芝1200mや芝1600mなど、外枠が不利と言われているコースでGIが開催されていることもある(中山芝1600mの朝日杯は阪神に移動したが)。枠順の決定方法以前に、こういったコース設定の見直し、可能であればコースの改修も含めた改革が必要なのではないだろうか。
菅TM
11/17(日)福島3R
払戻金 38万4900円
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小野智TM
11/17(日)東京2R
払戻金 28万7300円
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土屋(競友)
みやこS(GIII)
払戻金 37万2300円
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三代川(編集)
秋華賞(GI)
払戻金 47万8800円
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