穴馬ザクザク! 編集長考案の「UK値」で重賞4鞍をまとめて攻略

【優馬編集長日誌】
GIレースはありませんが、今週は重賞が4鞍も。京都の新馬戦も必見となりそうです

優馬編集長日誌
ファンタジーSアルゼンチン共和国杯京王杯2歳SみやこS

休んでなんか いられません

 今週はGIの端境期。だが、心配ない。代わりに東西で重賞が4レースも控えている。加えて京都では、注目の新馬戦が行われる予定。この原稿を書いている時点でレース番などは確定していないが、日曜の5Rにはセールで2億5,200万円の値がついたロイカバードと2億4,150万円のサトノダイヤモンドが出走予定だ。ともに父はディープインパクト、特に前者は母がGI・11勝。GIレースはないものの、見逃せば後悔することになる週となりそうである。

重賞4鞍、注目馬をチェックしてみました

 重賞レースは2歳馬による京王杯2歳ステークス(東京・土曜)とファンタジーステークス(京都・土曜)、古馬GIに繋がるアルゼンチン共和国杯(東京・日曜)とみやこステークス(京都・日曜)。この4レースの出走登録馬について、高UK値をマークしている馬をチェックしてみることにする。ただし、的外れとなりそうな高UK値を避けるため、距離は走る距離の±200mに限定。古い記録もアテにはならないので、出した時期は前5走以内に限定することとした。

京王杯2歳ステークス【芝1400m】

オデュッセウス(3走前)
シャドウアプローチ(2走前)
メイプルキング(前走)

 直線の長い東京コースで行われるレースだけに、上がり3ハロン最速をマークして高UK値を叩き出したシャドウアプローチメイプルキングには注目すべきだろう。特にメイプルキングは京王杯2歳ステークスと同舞台での高UK値。ただし、この馬は賞金的に除外の可能性もある。一方、オデュッセウスの高UK値は初戦の逃げ切り勝ちだが、追いかけた先行勢が潰れていることに強さを感じる。直線の長い東京で粘り込めるかだが、オープン勝ちの実績もあり無視するわけにはいかないだろう。

ファンタジーステークス【芝1400m】

ウインミレーユ(3走前)
キャンディバローズ(前走)
キリシマオジョウ(2走前)
メイショウスイヅキ(前走)
ワントゥワン(前走)

 5頭の高UK値の中でメイショウスイヅキの高UK値だけがオープン戦でのもの。そして、ファンタジーステークスと同じ京都の外回り1400m。素直に買いたい馬だ。キャンディバローズの高UK値はレコードのおまけつき。ワントゥワンの高UK値はファンタジーステークスと同じ1400m。キリシマオジョウの高UK値は九州産限定戦のものだけに取り扱い注意となりそうだが、勝ちタイムは同じ週の一般の新馬戦を上回っている。また、ウインミレーユの高UK値は2着に4馬身差の圧勝だったが、現在のところ、ファンタジーステークスは回避する可能性が高い。

メイショウスイヅキ

ファンタジーSと同じ京都の外回り1400mでOP勝ちを収めたメイショウスイヅキ(写真は新馬戦勝利時のもの、撮影:日刊ゲンダイ)

上田一幸

筆者:


1967年、滋賀県生まれ。大学卒業と同時に入社し、一貫して編集畑を歩む。予想も馬券も徹底した穴狙い。この仕事に携わる以上、馬券購入は義務であると考え、入社以来、馬券を休んだ日はない。現『優馬』編集長。

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