断然人気ゴールドアクターの信頼度は… アルゼンチン共和国杯&みやこSを激論

優馬TM座談会
アルゼンチン共和国杯みやこS

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一頭以外は全部穴馬?

デスクゴールドアクター以外は全部穴馬、というムードも漂っているが、智美は“もう1回”だな」

小野智「オールカマーの座談会でも言いましたけど、メイショウカドマツは、蛯名騎手が自分が乗らないにもかかわらず“この馬は走るよ”と、ベタ褒めだったんです。今度は実際に騎乗するということで当然の◎ですが、水曜に栗東で追い切りに跨いできて“凄く良かった”と、さらにテンションを上げてましたからね。“ただの先行馬じゃなく、ペース次第で味なレースもできる”というコメントも頼もしいですよ」

坂倉メイショウカドマツは3歳時にはクラシック路線を歩んだ馬で、若葉S2着や、重賞でも再三掲示板に載っていたんですよ。屈腱炎で2年近くものブランクがありましたが、今年に復帰してからは問題なく走れていますから、もう脚元の不安はないと見ていいですね。何しろ東京では、1、2、1、4着で、敗れた2回が共に重賞なら、相当な適性があると見ていいですし、オールカマーは久々で結果が出ませんでしたが、田辺騎手も“能力がある”と評価してましたからね」

武井「東京2500mというのは特殊な舞台ですから、実際にリピーターの活躍も目立つレースですよね。そういう意味でも、同舞台の目黒記念で2着のレコンダイトや、4着のメイショウカドマツは、十分に逆転圏内と見ていますよ」

小島「でも、リピーターがどうこういうのなら、昨年3着スーパームーンの印が薄過ぎませんか? 年齢とともにいい意味でズブくなってきているので前走の2000mは少し短い感を受けましたし、そもそも海外遠征帰りで余裕の仕上げでしたからね。詰めが甘い反面、どんな相手でも崩れなく走る馬ですし、今年の混戦メンバーなら、買えますよ」

馬場「前走の仕上げはけっして手を抜いていたわけではないですが、陣営は“目に見えない部分で遠征の影響があったのかも”と見ています。当然、叩いた効果は見込めますし、昨年と同じハンデなら馬券になってもいいはずですよね」

伊利「トップハンデが嫌われるのは承知ですが、それでも不当に人気が下がったと思えるのがサトノノブレスですね。菊花賞2着や、早目スパートで押し切った昨年の日経新春杯勝ちなどから、持久力勝負は望むところですし、このレースで好走例の多いトニービンの血を母父で持っているのも強調材料です」

那谷「ただ、陣営は“前走から多少の上積みはあるけど、メチャクチャ良くなったと言えるほどではない”と言ってたな。今回はブリンカーを実戦で初めて着用するんだけど、着けての最終追いでは“ハッキリ効いているとは言えないが、後ろから馬が来たら伸びるような感じはあった。いずれにしろ、キレる脚がないから前々で運ぶつもりだけど…”と、和田騎手も“キレ味”のないコメントで、とても自信を持って乗る雰囲気はなかったな。取材の感触上は、押さえまでの評価だよ」

デスク「俺が気になる馬でまだ名前の挙がらない馬が何頭かいるんだが…」

久光「まさか、その気になる馬ってロンギングダンサーじゃないでしょうね。特異な馬場で追い込み馬には厳しいレースだった新潟記念の4着は評価できますし、中間の動きも抜群で、穴ならコレだと思いますよ」

馬場「陣営は“調教の癖を完全に把握できたこと”が、ここ2戦の結果に繋がったと見ています。未知となる距離も試金石となりますが、吉田豊騎手の進言もあってここを使うそうで、怖い一頭かもしれません」

守屋「デスクの注目馬は、もしかすると僕の担当厩舎のヒラボクディープでしょうかね。前走は勝浦騎手が当日に落馬して池添騎手に乗り替わったものでしたが、陣営は“テン乗りで変な先入観のなかったことが、いい結果に出た”と、振り返っていました。“再度同じ池添騎手に依頼したけど、今回もいいイメージで乗ってくれるはず”と、国枝師も楽しみな様子でしたが、この馬も2年前の青葉賞を勝っている馬ですし、舞台に不足はないですよね」

伊利プロモントーリオも、デスクがいかにも好きそうなタイプですよね。東京2400mと2500mでは、1、1、2、3と複勝率が100%の馬。のちに重賞を勝つクリールカイザーやダービーフィズに先着しているだけでなく、先週の天皇賞を勝ったラブリーデイとは1勝1敗の五分。陣営も“長期休養明けの前走を好走した反動はない”とのことなら、注意しなければなりませんね」

板子「僕はマイネルフロストあたりもクサイと睨んでますが…。前走のオールカマーは“6割程度のデキ”という陣営の判断からも仕方のない結果だと思いますが、叩き2戦目の今回は“良い頃に比べると調教の反応が物足りない。正直8分”なんですよね。ここを使うのも天皇賞を賞金不足で除外されたためで、けっして距離に適性があるとは言えないですからね」

福田「ワシはデスクがフラガラッハ好きなのを知っとるで。久々でも一応の時計は出とるし、左回り巧者で、実績的にもこのメンバーなら上位と言える存在やな。松永幹師のコメントも前向きやったけど、“何とかもう一花咲かせてあげたい”っちゅう雰囲気なんや。せやけどなぁ…、そう簡単に咲きまへんわな」

デスク「なんだか最後の方は“俺の注目馬当て大会”になっちゃったな。ま、それはヒミツということで…」

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