叔母にジェンティルドンナ！ でも短距離馬？ ドナウエレンに★７つ

千二への短縮で３戦目Ｖ　ドナウエレン

10/4(日) 中京3R 2歳未勝利 芝1200m
ドナウエレン　牝　馬体重：464kg（+8キロ）
★★★★★★★　7点
騎手：北村友　厩舎：(栗)高野
生産：ノーザンファーム
馬主：サンデーレーシング
父モーリス
母ドナウブルー（ディープインパクト）

1600ｍから1200ｍへの距離短縮となったが、難なく対応して好位のインからの競馬。直線入口、手前を替える際に少し外へフラついたが、前が開いていたので後は抜け出すだけ。回転の良いフットワークで突き抜けると、後続に３馬身半差の快勝劇。良血馬が３戦目で無事に初勝利、まだまだ良化と成長の余地を残しており、将来が楽しみな１頭。

良血モーリス産駒のドナウエレンが３戦目で初勝利

馬体診断

２ヵ月の休養を挟んで馬体重はプラス８キロと増やしてきたが、前走と見比べるとむしろ体つきは締まって見える位。それでもまだ成長途上には感じるが、シッカリと成長を示したのは好感が持てる。全体的にコンパクトにまとまったシルエットで1200ｍにも対応できたのは納得の馬体。フットワークからすればマイルもこなせて良いタイプだが。

血統診断

母ドナウブルーはマイル重賞２勝、ＧI・マイルＣＳで３着と活躍。１歳下の全妹にジェンティルドンナがいる。本馬の半兄イシュトヴァーン、半姉ドナウデルタはともにＯＰ馬。両者ともに1400ｍでの実績が目立っており、本馬が短距離で結果を出したのも納得。父モーリスという血統からはマイル路線での活躍も期待したいところだが、どちらにせよ完成時期はもう少し先だろう。

将来性まとめ→1200ｍも1600ｍもこなせるタイプだろうが、ベストはひょっとして1400ｍの可能性も。休養を挟んで成長を示したが、完成は更に先だろう。古馬になってからが楽しみな存在。