外国産馬が激増? TPP参加で日本の競馬はどう変わる
TPPの損得勘定
TPPによって関税が撤廃された場合、北海道の試算では競走馬の生産額は101億円減少するとしている。1頭当たり340万円という輸入関税の撤廃によって外国産馬の輸入は増えるだろう。しかし、輸送費用も1頭当たり200~400万ほどかかる(地域によって差はある)ので、極端に安価な馬が大量に輸入されて来るとは考えづらい。また、TPPに参加すれば外国産馬が出走できるレースも増える(完全開放?)だろうが、現状では新馬・未勝利・500万下の混合競走は全体の42~45%に留まっている。
一方、輸出に関してだが、香港では馬主1人につき3頭までという所持数制限がある以上、市場開拓は難しい。むしろ韓国やオーストラリアなどに安価な競走馬が輸出されるケースは増えるだろう。もちろん、為替レートもその流れを決める重要なポイントではあるが。
しかし、問題の本質は関税の撤廃だけではない。様々な制度が完全に自由化されることも考えられる。そこで真に警戒すべきは、日本の競馬界を投資の対象と考える海外の勢力によって、減少傾向にある国内の馬主・生産者が駆逐されてしまう事ではないだろうか。
オールカマー「26万」神戸新聞杯「16万」的中
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伊利(競友)

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