【エプソムC】“安田記念で67万”をヒットした前田智基TMの追い切りジャッジやいかに!?

調教班レポート
エプソムカップ

先週は◎ダノンキングリーで大的中!美浦・調教班 前田智基が関東馬の勝負気配を探る!

 先週より2歳メイクデビューがスタート。そして今週からは札幌開催も始まり、いよいよ本格的に夏競馬の季節に。どうせならそんな暑さも吹き飛ばすような熱いレースを期待したいところ。 ここではエプソムカップに出走する美浦の刺客達の中間の気配を駆歩気味ながら紹介しよう。

 

 まず真っ先に名前を挙げたいのはサトノフラッグ。この中間はとにかく今までになくDWコースの外目を使って精力的に動かしてきているのが印象的。走るフォームも重心が深く沈むようになり、より力強さを増してきた感じで、いよいよ本格化ムードが漂ってきた。

サトノフラッグ

サトノフラッグは初の1800mで真価を発揮しそうな予感



 

 サトノフラッグを挙げたのならば同期のライバルであるガロアクリークの名前も挙げないわけにはいかない。競走除外明けとなるが当時よりも気配は遥かに上。何より肝心の動きがメリハリ抜群で更には2週続けて楽々と好時計までマークとくれば持ち直している可能性はかなり高そう。

ガロアクリーク

新馬戦を快勝した野中ジョッキーとのコンビ再結成!



 

 

 復活という意味ではザダルも面白い存在か。時間をかけてケアした甲斐もあって、この中間は加減することなく攻めを積むことができているのは何より。遅れたとはいえ、直前で見せた一瞬の切れもさすがの一言。

ザダル

ザダルは8ヵ月ぶりの実戦だが今の高速馬場は大歓迎(写真:右)

 そして忘れてはいけないのが脚元の関係から一戦一戦が勝負のセダブリランテス。調整過程も前走以上とくれば実績が黙っていまい。

 その他にも引き続き落ち着きを保てているアトミックフォースに、Bコースで毎週のように気分良さそうに走れているミラアイトーン、熱心な乗り込みが目立つプレシャスブルー、坂路で僚馬に噛みつかんばかりの負けん気を見せたヤシャマルなど面白そうなメンバーがズラリ揃った。お手すきの時に是非とも予想してみて欲しい。きっと週末がもっと楽しくなるはずだ♪

 

筆者:


姉妹紙「競友」のトラックマン