優馬本紙担当が調教から見極めた　プロキオンＳで勝負できる馬は

半年ぶりでも９歳馬でも軸は不動！

　今年はガラッと条件が替わり、小倉で行われるプロキオンＳ。小回りの多頭数競馬だけにコース適性を重視したいが、まずはＧIでも上位争いをしている実力馬ウェスタールンド。栗東に帰厩後はいつもどおり坂路での仕上げ。既に９歳とはいえ、馬は若々しく動きも良い。少し太いかもしれないとのことだが、昨夏のエルムＳでもプラス体重で好走しているので能力発揮に支障はないだろう。流れに応じて自在に動けることもあって小回り１７００ｍはパーフェクト連対。乗り慣れた藤岡佑騎手が北海道から駆け付けてくれるのも心強い。

９歳馬ながら動きは若々しいウェスタールンド

相手に抜擢する馬　そしてその前の資金稼ぎはこの馬で

　続いてメイショウワザシ。５戦３勝２着１回の小倉巧者で、唯一馬券の対象外となった一昨年の阿蘇Ｓ４着もハイペースで飛ばしながらコンマ２秒差に踏み止まっている。大敗後の一戦ではあるが、追い切りでは相変わらずパワフルな走り。状態面に不安はなく一変の可能性は十分だ。

力強い脚捌きが目立つ、小倉巧者のメイショウワザシ

　そしてその前に早目の資金稼ぎとして、小倉土曜２Ｒの九州産限定戦を推奨したい。先週の新馬戦での上位入線馬は当然有力だが、これに立ちはだかりそうなのがコウユーキレカ。中京開催で一般馬相手にデビューを済ませた後はここまで待機。坂路で５１秒台をマークできる脚力があり、九州産同士ならスピードは一枚上だろう。（優馬関西本紙担当・須藤大和）