【函館記念】鍵を握るのはウチのボーズ？　師の辛口コメントが示す激走警報！

愛弟子とのコンビで初重賞Ｖを　ディアマンミノルに期待を寄せる本田調教師

　ダートとはいえ、ＧIホースのカフェファラオが参戦して、例年以上に難解な一戦。天気が崩れる可能性が低いことだけが幸いだが、ここは人気の盲点になりそうなディアマンミノル（栗東・本田厩舎）を推奨したい。

　前走の目黒記念はダート馬のトップウィナーが逃げたため、２番手以下の馬に騎乗する騎手の判断を狂わせてしまったのか、スローペースにも関わらず、異様に縦長な隊列になってしまった。結果、２番手にいたウインキートスが上がり３ハロン３２秒５で伸びて勝利。中団以下にいた馬たちにとっては、全くのノーチャンスのレースとなった。「ウチの馬は早めに追い上げようとして、結果外を走らされる形に。ペースや展開など全然噛み合わなかったから、あの着順は仕方ないかな。参考外みたいなもんでしょ」と本田調教師。

本田師が愛弟子とともに期待を寄せるディアマンミノル

　今回は初の洋芝、函館への参戦となるが「正直、やってみないと分からないが、今までの走りを考えても適性はあると思っている。実績馬がけっこう背負わされている中で、こっちは５４キロ。ハンデを生かしたいね。まあ、あとはウチのボーズがどう乗るか。先行するのはいいけど、後ろから行くのは、まだまだ。アイツがうまく捌けるかどうかじゃないか」と、愛弟子の泉谷騎手に、辛口なエールを交えたコメント。師弟コンビで、初重賞Ｖとなるか、注目したい。（栗東想定班・目黒和外）