【エルムS・レパードS】ヒートアップのWダート重賞 調教からイチ押しの馬は?

調教班レポート
レパードSエルムS

 今週は日曜日に函館で古馬、新潟では3歳のダート重賞がそれぞれ行われる。どちらも粒揃いのメンバーで、オリンピックや気温に負けない熱いレースが期待できそうだ。(栗東調教班・市場丈也)

ここで待望の重賞初制覇を 主役は譲れぬアメリカンシード

 まずは函館のエルムステークスから。断然の主役はアメリカンシードだろう。2走前のマーチSであっさり大敗したように気難しい面はあるが、条件戦での勝ちっぷり、ハイペースで逃げて2着に粘った前走の平安Sからも能力はピカ一。これといった逃げ馬もいないし、今後へ向けて確実に重賞勝利を手にしておきたいところ。
 そのほかでは、長欠明けのヴェンジェンスケイティブレイブの8歳馬2頭にも注目。乗り込み量からも、単なる復帰戦ではないはず。どんな走りを見せるてくれるか楽しみだ。

アメリカンシード

函館入り後も絶好の動きを見せているアメリカンシード


圧巻レコード勝ちの勢いをそのままに 父に続けホッコーハナミチ

 そして新潟のレパードステークス。こちらで楽しみなのはホッコーハナミチだ。休みなく使われいるが、中間の動き、雰囲気とも良く、疲れの心配は全くない。レコード勝ちした前走の勢いそのままに重賞をゲットするか。そのホッコーに前走で負けたレプンカムイだが、こちらも相変わらず攻馬の動きが好感触。調子の良さには太鼓判を押せる。

ホッコーハナミチ

活気あふれる動きが目立つホッコーハナミチ

筆者:


1980年大阪生まれ 2018年入社。栗東時計班。予想は過去のレース内容を重視しつつ、攻め馬で動いた馬にも注目。馬券は、基本単勝が付けば、付かないなら馬連でというスタイル。