【新潟２歳Ｓ】“仕上がり◎” ルメール騎手が称賛した良血アライバル

～中田博士ＴＭのトレセン日記～

　夏の新潟も終盤に入ってきたが、関東圏ではまた暑さがぶり返してきて今週は猛暑日になる地点も。北海道はお盆を過ぎてグンと気温が下がった様子だが、新潟は昨年ほどではないにしろ熱中症の症状が出る馬もちらほら。そうなると下見所で確認するまで中々馬券を大きく賭けることに躊躇される方もいられると思う。私自身としても、夏の福島・新潟は輸送もあるし暑くなるので、予想は事前に発表していても、直前の姿を確認して再度組み立てて考え直すし、再構築したものを提供する機会があっても良いのではないかと考えている。

　そんな中、自分で直接取材してではないのでここで大っぴらに披露することではないのかもしれないが、ウチの厩舎は夏の新潟に輸送して暑さに負けないようにするノウハウを持っているとコメントしている方がいらした。
義父の栗田博厩舎を引き継ぎ、今週の新潟2歳Ｓに管理馬アライバルを出走させる栗田徹調教師である。

　そのアライバルは、１週前まではコースで調整過程を見守っていたが、直前は坂路ということで実際に生では確認できなかった。それでも坂路での4Ｆ52秒2は水曜日の上位から4番目。決して控えた数字ではなく、それでいてコースでオーバーワークにならないレベルで仕上げてきたと思ってよいだろう。

あとは下見所で各陣営の仕上げ状態を確認するとともに暑さ対策もそれぞれどう施してきているのだろうと想像をめぐらしながら眺めてみたい。（中田博士）