【秋華賞・追い切りジャッジ】打倒ソダシに燃える関東馬の調教を現地トラックマンが分析!
今年は「阪神」で行われる秋華賞
主役は間違いなく純白の桜花賞馬ソダシだろう。前走の札幌記念では古豪を相手に快勝と距離に全く不安がないことを強烈にアピール。今回はオークス時の借りを返すという意味合いもある。最後の一冠は是が非でも欲しいタイトル、ここは間違いなく力が入っているのでは。とはいえ、他の15頭もただ参加するだけという低いモチベーションなわけがない。ここでは、そんな秋華賞に出走する関東の精鋭達の状態を踏まえつつザックリと紹介していこう。
まずは丹念に乗り込まれメリハリの利いた走りが目立っているアカイトリノムスメが一番手。オークス以来となるが、とてもそうは見えないぐらいに仕上がっている。実力は言わずもがな。持ち前のセンスの良さを存分に生かせれば、ここも十分にチャンスはあるだろう。
・最終追い切り 助手 13日 南DW稍 68.6-53.1-38.0-11.8 馬なり併入
(5歳オープン ドナアトラエンテ馬なりの外併入)
続いて挙げたいのは、一叩きで動きが一変しているクールキャット。気性に難があり不安定さが目につくものの身体能力の高さなら世代でもトップクラスの馬である。それがヤル気満々で精力的に調教をこなしてきているとあれば見逃せない。穴党なら要チェックの一頭だ。
・最終追い切り 和田竜 13日 南DW稍 68.6-52.8-38.1-11.7 馬なり先着
(4歳1勝クラス レリスタット馬なりの内2馬身先着)
当然ながら紫苑Sを快勝したファインルージュも忘れてはならない。この中間は今までになく目立つ時計を出していないが、それこそこれは既に何もせずとも良いぐらいに仕上がっているからだろう。反応の鋭さは相変わらずで、引き続き良い状態での出走が叶いそう。
・最終追い切り 助手 13日 南DW稍 68.7-53.6-38.4-11.5 馬なり併入
(内3歳2勝クラス グランパラディーゾ馬なりに併入)
(外4歳オープン ダーリントンホール馬なりに併入)
そして本来なら最初にあげるべきオークス馬のユーバーレーベンだが、さすがに今回は何とか間に合ったという印象が強い。それでも最終追いの走りは復調を感じさせるものだっただけに恐い面はあるが、今回は地力に期待するというデキかもしれない。他にもアナザーリリックはビシビシと追われて力の出せる状態にあり、スライリーは引き続き元気一杯。気負いがちなスルーセブンシーズも調整を工夫され落ち着き十分、ホウオウイクセルも叩いて明らかに体調は上向いている。さて、どんなドラマが待っているのか。今週末も手に汗握るレースが期待できそうだ。
前田(競友)
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