何が変わった? ドゥラメンテ 33秒台の末脚を生んだ新しい中山の芝

馬声人語

今後注意すべき点は?

 実際の競馬で最も変わった点は差し・追い込みが決まるシーンが増えたことだろう。勝ち馬の脚質(逃:先:差:追)をパーセントで示すと、今シーズンは13:32:42:13であったのに対し、昨シーズンの同期間では15:42:39:4。昨年よりも後方待機勢が勝ち切るケースが増えている。

 ただ、注意すべき点として、昨年は9月の中山開催が新潟に振り替えられていたことが挙げられる。その分、馬場の消耗が少なかったという可能性があるからだ。例年、台風の影響を受けやすい時期だけに、今秋以降の馬場状態とそれに伴った傾向についても、その都度しっかりと把握しておきたいものである。