【きさらぎ賞】クラシックへ想いを馳せる “相手が強くなった方が頑張れる馬”とは

想定班レポート
きさらぎ賞

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戦列復帰の鞍上とともに シゲルイワイザケが桜戦線へ

 厳しい寒さは続きますが2月4日が立春で暦の上では春になり、今週からクラシックへ向けての重要なレースが組まれています。
 土曜中京のエルフィンSには担当馬のシゲルイワイザケ(栗東・渡辺厩舎)が出走。来週のクイーンカップと両睨みの予定でしたが、仕上がりに問題なしとの判断でゴーサイン。福永騎手からの助言で中間はリングハミに替えて調整されましたが「口向きが良くなっています。強いメンバーを相手に好走してきましたし、シッカリと力を出し切れたら」と渡辺調教師。操縦性が改善されて最後にもうひと押しが利きそうです。

シゲルイワイザケ

福永騎手の快気祝いとなるかシゲルイワイザケ(写真は昨年7月小倉のデビュー勝ち時)


重賞でも遜色なし ストロングウウィルがクラシックへ名乗り

 日曜中京のきさらぎ賞はストロングウウィル(栗東・橋口慎厩舎)に注目。デビュー前から調教の動きは目立っていましたが、今週の追い切りでは単走で1ハロン10秒9の鋭い伸び。勝った後にひと息入れたことで確実に成長している印象を受けます。相手が強化される今回が真価を問われる一戦となりますが「前2走は他の馬と手応えが違いすぎて早めに先頭に立つ形になり最後は気を抜いていた。この馬は相手が強くなった方が頑張れると思う」と担当の甲斐助手。過去に数々の名馬が勝っているこのレースを制するようなら、クラシックへの夢が膨らむはずです。(栗東想定班・瀬古満明)

ストロングウィル

最終追いでラスト1ハロン10秒9の鋭い伸びを見せたストロングウィル

筆者:


1971年東京都生まれ 1991年入社。栗東の厩舎・関係者取材を担当。予想スタイルは中穴で、馬券は点数を絞る。競馬好きだった父親の影響でこの世界へ入り、趣味は、ゴルフ、落語。

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