【チューリップ賞・弥生賞】注目のトライアルに 大攻勢をかける厩舎とは

想定班レポート
弥生賞チューリップ賞

チューリップ賞は伏兵の2頭出しも ともに侮れない昆厩舎勢

 トライアルレースの始まりは、競馬の世界に春を告げる。今週の昆厩舎は2頭出しのチューリップ賞と、弥生賞を含め4頭が出走予定。その4頭全てが横山典騎手と横山和騎手とのコンビとなる。
 まずは土曜の阪神11Rチューリップ賞。アンジェリーナについて、昆調教師は「攻め馬で抜群の動きをするのに、それが実戦で発揮できなかった。前走はようやく、“弾けてくれた”っていう感じだね」と。さらに「GI馬もいるから甘くないけど、権利を取るって考えたら十分チャンスはあるんじゃないか」とのこと。オーソレミオは「新馬戦の時は中身がまだまだの状態。そこでリフレッシュさせて今は全然雰囲気が違う。小倉の未勝利勝ちから重賞だからハードルは高いけど、この馬も楽しみ」と。
 また土曜阪神6Rスカイフォールも「元々、ダートの方がいいと思っていた馬」であれば狙い目十分だ。

アンジェリーナ

最終追いは併せてともに抜群の動きを見せたアンジェリーナ(手前)とオーソレミオ(奥)


本番前の試走でも 目が離せないマテンロウレオ

 日曜は弥生賞ディープインパクト記念。マテンロウレオは「勝った後にテンションが上がらないか心配していたけど、すごく落ち着いている。それが一番大事だからね。賞金を加算している馬だし、ここがメイチの勝負ってことではないけど、少なくとも、一頓挫があったホープフルSの時とは状態は違うよ」と好感触。昆&横山親子コンビから目が離せないトライアルウィークとなりそうだ。(栗東想定班・目黒和外)

マテンロウレオ

機敏な動きが目に付いたマテンロウレオ(左)

筆者:


TM歴20年。栗東の厩舎取材を担当。