ダイヤモンドSは、ステイヤー量産厩舎の馬で勝負!

重賞データ攻略
ダイヤモンドS

 ステイヤーズSと双璧を成す長距離重賞であるダイヤモンドS。3連覇を狙うフェイムゲームを始め、春の天皇賞を目指すステイヤー達が集結した。

問われる厩舎力

 厩舎毎に「カラー」、つまり得意とする条件は意外と決まっているもの。そこで長距離戦に強い厩舎を探ってみたい。

芝3000m以上の厩舎別成績(2010年以降)
須貝〔5.0.0.7〕→ゴールドシップ〔5.0.0.2〕
安達〔3.1.1.2〕→全てデスペラードでのもの
野中〔3.0.2.13〕→全てトウカイトリックでのもの
荒川〔2.4.0.8〕→ギュスターヴクライ〔1.1.0.1〕、ファタモルガーナ〔0.3.0.2〕、マドリードカフェ〔1.0.0.0〕
堀〔2.1.0.5〕→ジャガーメイル〔1.1.0.4〕、アルバート〔1.0.0.0〕

 上位3厩舎は特定の馬によってもたらされたデータだが、荒川厩舎は違う。3頭のステイヤーによって長距離実績を挙げているのだ。JRAで行われる3000m以上のレースは全てOP以上のレースだから、条件戦でたまたま、ということではなさそう。

 というわけでファタモルガーナマドリードカフェは是非とも狙いたい。

ファタモルガーナ

長距離に強い荒川厩舎のファタモルガーナ(撮影:日刊ゲンダイ)

上位人気馬達の取捨は?

 3連覇を狙うフェイムゲームだが、昨年はトップハンデの58キロで勝利。不安要素は久々といったところくらいで、あからさまな消し要素は見当たらない。

 菊花賞4着のタンタアレグリアだが、前年の菊花賞出走馬は過去10年〔1.0.0.8〕。菊花賞2着のフォゲッタブルが勝っているが、その他の菊花賞好走馬はダイヤモンドSでは一息。過信は禁物。

 一方、前年のステイヤーズS出走組は〔3.2.0.36〕。出走数は多いが、連対数はマズマズ。馬券に絡んだ馬はステイヤーズSで3着以内だった馬だけ。トゥインクルカムフィーは買っておきたい。

結論

ファタモルガーナ
マドリードカフェ
フェイムゲーム
トゥインクル
カムフィー