“派手”なラスールらに惑わされるな！ 「忘れず買いたい」フローラＳの２頭

フローラＳ：とっておき穴馬

理詰めの穴予想　前田ＴＭ（競友）

エリカヴィータ

「人気を裏切る形で大敗した前走のフェアリーＳは、４コーナーで競走中止寸前の大きな不利を受けたもので、ジョッキーも無理をせずに流してのゴール。道中の手応えは良く、勝ち馬の直後から上がって行っての不利だったことを思えば、スムーズだったら上位に、そしてそのまま桜花賞路線に乗った可能性すらある。調教でもいわゆる“追わせるタイプ”で、東京コースに戻るのは願ったり叶ったりだが距離が延びるのもプラス材料。加速ラップで豪快な差し切り勝ちを演じたデビュー戦の内容からも、抜けた存在のないここで通用しても不思議はない」

前走の敗因は明確なエリカヴィータが巻き返しを図る

オススメ穴のまさファイル　久光ＴＭ

パーソナルハイ

「早めの立ち回りから６着に踏ん張った桜花賞は、地味ながら良い競馬をしたと言える。枠に恵まれた部分は当然あるが、逃げずとも競馬の形が定まってきたのは経験の賜物であり、コンマ２秒の着差を思えば、トライアルならば見直す必要があると考える。そもそも、赤松賞ではナミュールにこそ差されたが、３着は桜花賞馬スターズオンアース。この戦歴だけでも注目できるし、気分良く駆けた際のしぶとさは実証されている。少し離されたとはいえ、キラーアビリティ相手に２着した２０００ｍなら距離延長にネガティブな要素は感じられず、有利な内枠を引けたのもシンプルに追い風だろう。ハッキリ言って地味だが、穴予想家にとってはそれも好材料。粘り込みに期待する」