人馬一体エリカヴィータの陰で… “さっぱり”の人気3頭は「先々に期待」

佐藤直文 レース回顧
フローラS

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“牝馬の国枝”からまた1頭 エリカヴィータ

 開幕週らしく内有利、先行有利の状況に加え、良発表ながら雨の影響で瞬発力が削がれる馬場。前に行った組での決着で、中団から後方待機の馬には成す術がなかったと言えるが、2分0秒4という平凡なタイムを考えると、本番で桜花賞上位組を脅かすほどの馬はいなかったと見るべきか。

 エリカヴィータは、内枠を利して好位で巧く折り合えたことが最大の勝因だが、本来持っていたセンスの良さを引き出した鞍上の田辺騎手と、人馬一体の競馬だったように思う。加えて、フェアリーS以来の実戦ながら、牝馬の仕上げには他の追随を許さない国枝厩舎の力も見逃せず、4週後の本番でもうワンランクの状態アップが叶えば、善戦以上の結果も期待できそうだ。

エリカヴィータ

フェアリーS10着以来のエリカヴィータが好枠を利して重賞V

 2着パーソナルハイは、少々強引にではあったが、今日の馬場では正解と言える逃げの手。着順以上の力を示した桜花賞の内容からも、ここでは力上位の存在であり、あとは中1週だった今回の疲れを本番までにどうケアするかだろう。

 3着シンシアウィッシュは、2着馬の抵抗に遭ってハナを取り切ることはできなかったが、道中のペース自体は落ち着いたこともあって、最後まで脚を使い切ったもの。

 4着マイシンフォニーは、序盤はポジションを取りに行って力む面も見せたが、ロスなく立ち回れたことで直線でも勝ち馬の内から見せ場を作った。ただ、ラストで伸びを欠いたあたりは、距離が微妙に長かったか。

 5着ルージュエヴァイユは、同じ内枠でも上位馬のようにポジションを取れなかったように、現状では自在性が一息。直線では、進路を探しつつメンバー最速の上がりをマークしたが、あの位置からでは届かなくて当然だったか。

 ラスールは、ある程度の位置で運べたとはいえ、まだ成長途上と感じる走り。良くなるのはまだ先かもしれない。ルージュスティリアは、マイナス10キロの馬体でうるさい面も見せていた。ポジションは理想的だったが、今日のところは全く競馬にならず、これまた立て直して先々に期待したいところ。

佐藤直文

筆者:


1963年、愛媛県生まれ。大学卒業後に入社し、当時(1馬)の看板評論家であった清水成駿に師事。坂路担当の調教班として馬の状態を自らの眼で確かめるとともに、独自の視点から発掘した穴馬を狙い撃つ予想スタイル。現、ラジオ日本、グリーンチャンネル解説者。

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